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マルティン・ファン・デン・フックピアノリサイタル
M・ファン・デン・フックピアノリサイタル
2014年11月22日(土) 15:00 開演
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ソナタ「告別」 作品81/a
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
7つのバガテル 作品33より
ソナタト長調 作品14-2
リヒャルト・シュトラウス
5つの情緒ある風景 作品9
フランツ・リスト
即興ワルツ S.213 R.36
半音階的大ギャロップ S.219 R.41
チャイコフスキー/リスト編曲
「エフゲーニ・ネオーギン」からのポロネーズ S.429 R.262
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コンサートについて
<ピアニストからのメッセージ>
あるアイディアがふと頭に浮かび、それが蝶のように頭の中をひらひらと舞いはじめ、やがて確固とした概念へと発展して行く… それは、おもちゃの積み木を1片ずつ積み重ね、大きな家を作る過程にも似ています。このようなクリエイティブな能力に長けていたのはL. v. ベートーヴェンでした。たった4つの音を土台にソナタや交響曲などを作曲しました。
今回のコンサートでは、ベートーヴェン、今年生誕150年を祝うR・シュトラウス、F・リストなど、作曲家たちがアイディアを独自に発展させた過程が目にみえるような作品の数々を取り上げます。現在、皆様が耳にされるクラシック音楽は、過去に作曲された作品を再現したものです。演奏者は作品のなかにひらめきを再発見し、それを飛翔させ、音楽を生き返らせます。
音楽は、限られた時間の中で美しく生きる蝶のようです。蝶の舞い去った後に残るもの、それは美しい余韻です。
<プロフィール>
マルティン・ファン デン フック,ピアニスト
オランダ・ロッテルダム生まれ。ロシア、ハンガリーで学んだ後、ニューヨークでリストの孫弟子J.ライエフに師事、1986年リスト国際コンクール優勝。演奏は「完全なテクニックと力強さ」「磨き上げられた感性」と評価は高く、ユニークな人柄とウィットに富んだステージは世界各地で好評を得、聴衆の心を強く捉える。D. ジンマン、K. コンドラシン、J.フルネ、I. フィッシャー、C.リッチなど著名な指揮者と、コンセルトヘボウ、ロッテルダムフィルハーモニー、ハーグ・レジデンツ管弦楽団、RSOウィーン放送交響楽団、トリノ放送交響楽団、BBC交響楽団、サンタモニカ交響楽団など各地のオーケストラと共演。これまで28枚のCDを収録。フランツ・リスト生誕200年を記念し2011年に制作したCDが好評を得ている。後進の指導にも情熱を注ぎ、オーストリアを中心に、カリフォルニア音楽大学、ワルシャワ音楽院などで客員指導を行う。ウィーン国立音楽大学ならびにウィーン私立音楽大学教授を歴任。現在、オランダのユトレヒト市立芸術大学ピアノ科教授。日本には1988年にロッテルダム港派遣の日蘭交流文化使節として初訪問、以来、大の日本ファンとなる。
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