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アフター・アワーズ・セッション 「古典 VS モダン」
アフター・アワーズ・セッション 「古典 VS モダン」
2015年04月28日(火) 19:00 開演
http://afterhourssession.jimdo.com/
ドヴィエンヌ
フルートとヴィオラのための二重奏曲
/
モーツァルト
ピアノと管楽のための五重奏曲
/
ヴィラロボス:
フルートとファゴットのためのブラジル風バッハ 第6番
/
武満:
ヴィオラとピアノのための「鳥が道に降りて来た」
/
リゲティ
木管五重奏のための6つのバガテル
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コンサートについて
最初に演奏致しますのは、フランスの作曲家ドヴィエンヌの 「フルートとヴィオラのための協奏的二重奏曲」 です。 作品5の協奏的二重奏曲は全部で6曲から成り、いずれも流れるような美しいフルートの旋律とやわらかなヴィオラの旋律との会話が魅力的なデュオです。
モーツァルトの 「ピアノと管楽のための五重奏曲」 は、彼自身が 「私自身これまでの作品の中で、この曲を最高のものだと思います」 と父親に語っているように大変完成度の高い調和に満ちた作品で、古典音楽の室内楽を代表する曲の一つとされています。 編成は、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノで、管楽器群対ピアノという協奏的な部分や、各楽器のカデンツァ的な見せ場もあり、聴きごたえのある名曲です。
後半モダン部門の最初は、ブラジルの作曲家ヴィラロボスの代表作の一つ 「ブラジル風バッハ」 から第6番のフルートとファゴットのためのデュオをお聴き頂きます。 1938年に作曲されたこの曲は、バッハのようにかっちりとした作曲様式と、聴きやすい民族的なメロディで書かれていますが、時には耳慣れない音の飛躍もあり、やはり彼がモダニズムの作曲家であることを感じさせられます。
後半2曲目は、まさに同時代の作曲家、武満徹の 「鳥が道に降りて来た」 というヴィオラとピアノのために書かれた曲を演奏致します。 この作品はアメリカの女流詩人、E.ディキンソンの詩に霊感を得て1994年に書かれたごく短い曲ですが、静けさの中でひそやかに音色が移りゆく美しさは、永遠の響きをも感じさせます。
そしてプログラム最後は、ハンガリーの作曲家リゲティの 「木管五重奏のための6つのバガテル」 をお聴きください。 リゲティもまた、「シャイニング」 等の映画の挿入音楽として用いられたことでも有名です。 ショッキングなハーモニーのぶつかり、息を抜けないリズムの連なり等、演奏家にとっても革新的で面白く、また意外に聴きやすいのもあって人気の五重奏曲です。
対照的な作品を聴き比べて、150年近い時の隔たりを耳で感じて頂ければ幸いです。
春の宵、皆さまのお越しを我々一同心よりお待ち申し上げております。
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