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かもめ管弦楽団
第43回定期演奏会
2017年06月03日(土) 19:00 開演
http://www.kamome-ensemble.com/
ブラームス:大学祝典序曲
某ラジオ番組の主題曲としておなじみの方も多い
この曲はブラームスが1879年にブレスラウ大学から
名誉博士号を授与された際の返礼として
本作を作曲しました。
オーケストレーション的には
ブラームスの交響曲からの引用の、
恐らく彼のお気に入りであろう
手法やリズムが散りばめられていて、
演奏する側としては、短いながらも全く
手が抜けない曲です。(そんな曲はありませんけれど)
「学生の酔いどれ歌」ですが
ブラームスらしい音の重さを
感じていただけたら幸いです。
サン・サーンス:アルジェリア組曲
サン=サーンスがアルジェリアを旅行した時の印象を基に
書かれたこの組曲は1880年に初演されました。
当時オスマントルコの支配にあったアルジェリアは
1830年にフランスの植民地となりました。
この時代、芸術家がエキゾチック旋風が起きており
ドラクロワ(『アルジェの女たち』)やコロー、
ルノワール、ゴッホ、モディリアニ、マチスまでもが
アルジェリアを題材にした絵を描いています。
伊福部を思わせるような現代曲風だったり、
航海や軍隊行進曲などバラエティー豊かな構成
となっています。
世界中の情報が一瞬にして手に入る時代になった今、
船でないとたどり着けない、あるいは想像して得た
異国情緒を感じてくださいね。
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」
ドヴォルザークは、アメリカの黒人の音楽が
故郷ボヘミアの音楽に似ていることに刺激を受け、
アメリカ滞在中にこの曲を書いたと言われています。
(わずかにアメリカ風と本人が手紙内で言っています)
余談ですが、
ドヴォルザークは鉄道オタクとして有名です。
毎日駅に散歩に行くのが日課で、
時刻表や車体番号、運転士の名前なども暗記するほど。
この『新世界より』には機関車を表す描写が
多いように思います。
その視点で聴いてみるのも一興かと。
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