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OB交響楽団
OB交響楽団第196回定期演奏会
2018年06月03日(日) 14:00 開演
ワーグナー
歌劇「リエンチ」序曲
/
ベートーヴェン
交響曲第1番ハ長調 op.21
/
グラズノフ
交響曲第6番ハ短調 op.58
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コンサートについて
長い歴史を持つOB交響楽団、今回は第196回定期演奏会ですが、そろそろ第200回という名前が現実のものとして近づきつつあるのが実感として感じられてきました。
さて、今回の演奏会は何と言っても「グラズノフ」ですね。当団としては初めての作曲家となります。グラズノフは作曲家としてよりも指揮者としての逸話が多く、特に酒を飲みながら指揮をするのはとても有名な話です。ラフマニノフの交響曲第1番の初演ではへべれけになって指揮をしたおかげで、折角の名曲が台無しになってしまい、現代に至るまでラフマニノフのファンからグラズノフは蔑視され続けています。
作曲に話を戻しますが、グラズノフは交響曲を8曲(未完除く)作っており、中でも4,5,6番は比較的演奏される機会が多いようです。いずれの交響曲にも共通した作風は、随所に美しいクラリネットの長いソロがあることです。当団ではそれを吹くに相応しい上手なクラリネット奏者を配置しておりますので、その点では本日の聞き所の一つになることは間違いありません。
また、当団ではワーグナーを演奏する機会はかなり多いのですが、「リエンチ」序曲についてはこれも初めての演奏となります。この曲はトランペットが最初から最後まで、静寂から大音響までと本当に大活躍、トランペット祭りと言っても過言ではありません。冒頭のトランペットのAの音はチューニングのAの音なので全く緊張しないと言う人もいれば、緊張で音が出ないとか音が震えてしまう人もいるそうです。勿論、当団は前者の方ですので安心して聴いて戴ければと思います。
それでは、今回は初物尽くしの演奏会をお楽しみ下さい。
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