神戸アンサンブルソロイスツ第33回定期演奏会

神戸アンサンブルソロイスツ第33回定期演奏会

2018年10月21日() 14:00 開演

神戸文化ホール 大ホール兵庫県

http://orchestra.musicinfo.co.jp/~soloists/

カリンニコフ 間奏曲第2番ト長調 / ボロディン 交響曲第2番ロ短調 / カリンニコフ 交響曲第1番ト短調
19世紀後半、帝政ロシア時代に生きた二人の作曲家の作品を取り上げます。

神戸アンサンブルソロイスツ第33回定期演奏会

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コンサートについて

ロシアと言えば何を想像するでしょうか?

寒い冬、マトリョーシカ、「20世紀最大の社会実験」と称されたソ連邦、プーチン大統領、スパイ、オリンピックの名勝負・名選手、先日のワールドカップ、玉ねぎの形をした教会、大阪で開催中のプーシキン美術館展、そして「トロイカ」「パルナスの歌」などの哀愁あふれる旋律の生まれ故郷。

今回、我々は近くて遠い国、ロシアの音楽を演奏します。

ボロディンは今から150年ほど前に活動した作曲家で、「だったん人の踊り」がとても有名です。今回演奏します交響曲第2番は、ロシアが「ルーシ」と古い名前で呼ばれた時代、草原の彼方から押し寄せる異民族と勇敢に戦った英雄達を活写しているかのような曲です。

カリンニコフはボロディンよりやや後の時代の作曲家です。音楽の才能を認められて活動し始めた矢先、不治の病に侵され若くして亡くなりました。交響曲第1番はロシア民謡の特徴が取りいれられ、素朴で美しい旋律は多くの演奏家や聴衆の心を捉えてきました。特に、終楽章は病気が進行する中で作曲されたとは思えないほど、明るく華やかな曲です。死が現実のものとして見えてくるとき、人は絶望と戦いながら自らを鼓舞して生きるのかもしれません。

秋のひととき、時を超えて生き続ける作曲家の想いを共有できれば幸いです。
皆様のご来場を団員一同、心よりお待ち申し上げております。

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