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絶頂
第二回 絶頂
2019年08月17日(土) 19:00 開演
スティーヴ・ライヒ
WTC 9/11(2011)
/
イェルク・ヴィトマン:
ハンティング・カルテット(2003)
/
リチャード・バーレット:
コーデックスXII(2011)
/
ジョージ・クラム:
ブラック・エンジェルス(1970)
/
大久保雅基
弦楽四重奏と声のための新作(初演)
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コンサートについて
人間は馬の速く走る性質を移動手段として見出し、長い間共存してきた。しかし現代では高速で持続力のある車がその代わりとなり、乗馬はレジャーという新たな性質を持つようになった。同じことは音楽にも起こっている。かつては楽器や人声による演奏があって音楽は聴けるものだった。しかし現代ではスピーカーから音楽を再生できるため、生演奏を聴くことが特別な体験になりつつある。「第二回 絶頂」では、歴史ある楽器や楽譜の性質を変容させ、その時代の混沌を顕在化させた作品をプログラムすることで、これからの音楽を思案する。
アメリカ同時多発テロ事件に関する音声と弦楽四重奏が協奏する『WTC 9/11』、狩りを彷彿させる様々な奏法が登場する『ハンティング・カルテット』、音高と奏法の指定のみが書かれた即興演奏の構造としての楽譜『コーデックスXII』、多種多様な楽器と音響効果によってベトナム戦争を描く『ブラック・エンジェルス』、紙の代わりにモバイル端末を使用し楽譜の概念を拡張する大久保の新作が演奏される。
絶頂は2018年に誕生以来、宮城県仙台市にて現代音楽コンサートを企画している団体。仙台を拠点に活動するヴィオラ奏者・飯野和英、作曲家・大久保雅基によって構成される。現代音楽の名曲をプログラムし、その都度演奏家に依頼し楽団を編成。仙台における音楽文化の向上と発展を目指し活動している。
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