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アイノラ交響楽団
第18回定期演奏会 ~Sibelius Religioso~
2021年04月18日(日) 14:00 開演
ジャン・シベリウス
交響曲 第2番 ニ長調 作品43
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ジャン・シベリウス
2つの厳粛なメロディ 作品77
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ジャン・シベリウス
交響曲 第6番 作品104
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ジャン・シベリウス
フリーメーソンのための音楽より「行列聖歌」 (進め、主の御光) 作品113
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2021年4月18日(日)は、中止となりました第17回に演奏予定だったプログラムでお届けする予定です。引き続きコロナ下での開催となりますので、これまでとは少し違う形での開催になると想定しております。何卒ご理解をいただけましたなら幸いです。
今回のプログラムはシベリウスの人生における死の克服、受容、そして祈りの物語でもあります。交響曲第2番は30代に書かれた前期の作品。愛娘キルスティの死の後に書かれていますが、基本となる調性は最も明るく輝かしいニ長調を選択しています。若き日のシベリウスにとって、死とは克服し、乗り越えるべきものだったと言えるのかもしれません。一方、他の3曲は50代以降に書かれた後期の作品。50代のシベリウスは2つの大きな死を受け止めなければなりませんでした。ひとつは最大の理解者で支援者であるカルペランの死、もうひとつは弟クリスティアンの死。作品もそれまでと違った方向へと変遷していきます。2つの厳粛なメロディは文字通り厳粛な雰囲気を持った作品。交響曲第6番は、2番と同じ「ニ調」でも、清澄でありながらほの暗いドーリア調。2人の死を受けて入信したフリーメーソンのために書かれた行列聖歌は穏やかなイ長調。大きな喪失感を味わったシベリウスにとって死とは乗り越えるものから受容するものへと移り変わっていったのかもしれません。そんな2つの時代のシベリウスの祈りの音楽を是非お楽しみください。
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