トリオ・シュタットルマン in 岡山 弦楽器バリトンの響き
ハイドンに愛された 弦楽器・バリトンの響き
2021年10月09日(土) 11:00 開演
日本基督教団 蕃山町(ばんざんちょう)教会(岡山市) (岡山県)
バリトン: 坂本龍右 / ヴィオラ: 朝吹園子 / ウィーン式コントラバス: 菅間周子
曲目:F.J.ハイドン/バリトン三重奏曲
第44番 ニ長調、第30番 ト長調、第101番 ハ長調、第113番 ニ長調
開場10:30 開演11:00
日本基督教団 蕃山町(ばんざんちょう)教会
(岡山市北区蕃山町2-15)
ウィーン古典派の大家F.J.ハイドンが130曲近くも作品を残したバリトン三重奏を、スイス・バーゼルを拠点に結成10周年の和製バリトン三重奏団、トリオ・シュタットルマンが演奏いたします。
【貴重な弦楽器「バリトン」とは?】
バリトンとは、主に17世紀から18世紀にかけてヨーロッパの貴族に愛用された楽器で、ヴィオラ・ダ・ガンバに金属製の弦を追加したものです。この金属弦は共鳴弦としての役割のほかに裏側から指ではじくこともでき、擦弦楽器と撥弦楽器の両方の要素を持つ楽器です。バリトンは楽器の構造が複雑であり、奏者には高い技術が求められるため、現代においては直に見聞きすることは大変珍しいといえます。「バリトン ・トリオ 」は、バリトンにヴィオラ(まれにヴァイオリン)とバス(チェロまたはコントラバス)を加えた編成で、とりわけ古典派を代表する作曲家ハイドンが、バリトンを愛奏した当時の君主であるエステルハーズィ侯のために、現存するだけでも130曲近くの作品を残しました(「バリトン・トリオ」は通称であり、ハイドン自身はほとんどの場合「ディヴェルティメント」と表記しています)。「トリオ・シュタットルマン」の由来であるシュタットルマンは、ハイドンがエステルハーズィ侯に仕えていた頃、その宮廷で使われていた多くの弦楽器を手がけた楽器職人一家の名前です。
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コンサートについて
トリオ・シュタットルマン
坂本龍右(バリトン) 朝吹園子(ヴィオラ) 菅間周子(ウィーン式コントラバス)
2010年にバーゼル音楽院にて学ぶ3人によって結成。2015年1月に日本・スイス国交樹立150周年記念行事の一環として、来日ツアーを行う。J .ハイドンのバリトン・トリオ作品を中心に、ハイドンと同時代の知られざる作曲家たちによる音楽などを演奏する。2016年からは東京・雑司ヶ谷 本浄寺内「拝鈍亭」(楽長:鈴木秀美)のレジデンスアーティストとして J .ハイドン作曲のバリトン・トリオ 全曲演奏プロジェクト「ニコラウスの館」を年2回のペースで開催している。
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