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尾澤瑞樹ピアノリサイタル2021
兆しー明るさの先へ-
2021年12月03日(金) 18:00 開演
ピアノ: 尾澤瑞樹
ベートーヴェン
ピアノソナタ第8番 op.13
/
ショパン
バラード第3番 op.47
/
ショパン
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
/
ウェーバー
ピアノソナタ第2番 op.39
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コンサートについて
18世紀後半、ヨーロッパは産業革命がもたらした変革の波が、社会のいたるところに変化の芽を生じさせていました。
ついには、1789年に起こったフランス革命によって、社会のヒエラルキーは大きくその姿を変え、今日につながる市民階級が台頭しました。その時を迎えた市民は、社会の大きな変化に戸惑いながらも、なにかが変わる気運に明るい兆しを感じることもあったに違いありません。
現代社会においても、この一年半に及ぶ世界規模での感染症の猛威によって、私たちの生活は一変し、同時に様々な事柄が露わになりました。感染対策という名目のもと人との距離が変わったことは、あたかも人間同士のつながりが遠くなってしまったような寒々しさを覚えます。
様々な出来事が報道されましたが、この間の生活で私たちの内面は、価値観は、世界観は、どのように変化を強いられたでしょうか。
今回は、フランス革命からその後の社会の変革期を生きた音楽家の作品を演奏します。
18世紀の終わりに作曲されたベートーヴェンの”悲愴”は、変革の昂揚的な気運に重なるように、自身の感情を静かに激しく吐露しているようにも聞こえます。
1836年頃にショパンが書いた”アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ”は、若干二十歳にポーランドを離れフランスへ渡ったショパンが、新しい地で感じた希望や、未来への力強いエネルギーに満ちています。
そして、ウェーバー1816年の作品”ピアノソナタ第2番”では、まるで新しい時代に感じる明るい兆しを歌うかのように、聴く者の心を打ち続けます。
ピアニストー尾澤瑞樹
神奈川県出身。桐朋女子高等学校音楽科(共学)、東京芸術大学音楽学部を卒業。
2004年に演奏活動を開始。ピアノソロでの演奏を中心に、近年はデュオ、室内楽などアンサンブルでの演奏機会も多い。
ピアノという楽器のもつ表現力を追及し、E.リヒテル氏、V.メルジャーノフ氏、V.サハロフ氏、D.ヨッフェ氏、A.ピサレフ氏、S.ドレンスキー氏など、国外アーティストのマスタークラスを数多く受講。
近年もP.ネルセシアン氏に師事し、楽曲解釈と奏法の密接な関係に着目し更なる研鑽を積んでいる。
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