アントニオ・カルダーラ生誕350年記念コンサート
知られざる名曲を求めて 〜歌劇《オリンピーアデ》と器楽曲〜
2021年12月27日(月) 19:00 開演
ソプラノ:
阿部早希子
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カウンターテナー:
村松稔之
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ヴァイオリン:
池田梨枝子
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ヴァイオリン:
廣海史帆
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ヴィオラ:
中島由布良
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チェロ:
島根朋史
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テオルボ、バロックギター:
佐藤亜紀子
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チェンバロ :
矢野薫
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リコーダー:
中島恵美
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プログラム解説:
佐々木なおみ
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リコーダー、アンサンブル代表、監修、制作:
細岡ゆき
プログラム
オペラ≪オリンピーアデ≫より
リーチダのアリア 「お前の眠る間に」
アリステーアのアリア
「愛しい人よ、こんなにも私は貴方のもの
メガークレとアリステーアの二重唱
「貴女の幸せな日々に」
3声のソナタ 作品1 ソナタ4番
シンフォニア≪聖テレンツィアーノの殉教≫
他
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コンサートについて
バロック後期に主にオーストリアで活躍したアントニオ・カルダーラのオペラ《オリンピーアデ 》と珍しい器楽作品をまとめてお聴き頂ける公演です!
カルダーラは、後期バロック時代に活躍した、イタリア出身で、半生はオーストリア・ハプスブルク家カール6世に仕えた宮廷音楽家でした。当時は、大変高名な作曲家として、ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディ、更には、モーツァルト、ベートヴェンなどへも影響を与えております。
宮廷作曲家として成功する中、出版譜面は少なく、いつしか時代に埋もれてしまいましたが、昨年2020年が生誕350年だったことを受けこの作曲家へ光を当てようと思いました。
今回取り上げる作品で特筆すべきは、オペラ《オリンピーアデ》のアリアです。この《オリンピーアデ》は、カルダーラと同時代に同じくハプスブルク家で活躍した、詩人、台本作家でもあるピエトロ.メタスタージオによるもので、この台本は大変人気が出て、カルダーラに続くペルゴレージ、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ベートーヴェンなど50人以上の作曲家がこの台本を題材に、オペラや歌曲を作曲しています。ただ、この人気の台本の初演作曲家がカルダーラであったことはほとんど知られておりません。
この題材は、東京オリンピック開催に掛け、かつ、この人気の台本の初演がカルダーラであったことを知って頂きたく、取り上げました。中でも取り上げるアリアの数曲は、おそらく、本邦初演の作品です。加えて、珍しい器楽作品も、オペラのシンフォニア、間奏曲のように挿入をして構成をさせて頂きました。
出演者は、国内外で研鑽を積み、日本古楽界で幅広く活躍する面々が集まり、プログラム解説は、シチリア在住の音楽学者佐々木なおみ氏へ執筆頂き、カルダーラを知る上で資料的価値の高いものとなっております。
この公演は、緊急事態宣言中の本年6月16日(水)に東京・Hakuju Hallで行いましたが、お陰様で満席となり、ご好評を頂きました。そして、東京オリンピックの一環として札幌でもマラソンが行われたことを受け、本公演を引越し公演とし、この素晴らしい作曲家を北海道の皆様へも知って頂きたいと企画させて頂きました。
助成 文化庁AFF,札幌市文化芸術再開活動支援
後援 札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社
主催 アントニオ・カルダーラ記念アンサンブル
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