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名古屋ビクトリア合唱団第25回定期演奏会
2022年05月22日(日) 17:30 開演
http://victoria.collegium.or.jp/
T.L.de ビクトリア:
聖木曜日のレスポンソリウム
/
千原英喜
混声合唱組曲 月天子
/
寺嶋陸也
混声合唱とピアノのための 野と空の歌
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コンサートについて
名古屋ビクトリア合唱団は、音楽監督・常任指揮者 当間修一により2004年に創設されました。後期ルネサンス最大の作曲家と評されるスペインのT.L.deビクトリアの作品を核に、その周辺および日本の作品の演奏、紹介を目的として活動しています。
第25回定期演奏会では、ビクトリアの名作と、宮沢賢治の詩による作品をお届けします。
●聖木曜日のレスポンソリウム
T.L.de ビクトリアの「テネブレ・レスポンソリウム」。当団では2014年~2016年に全18曲を連続演奏しましたが、今回は「聖木曜日」の6曲を演奏します。
「テネブレ」は「暗闇の朝課」を意味します。もともと早朝の祈りだったものがその前夜の典礼となり、その終わりにロウソクを順に消し、遂に暗闇となるところから「暗闇」と呼ばれます。
聖週間とは枝の主日から復活祭の前日までの一週間を指し、イエスのエルサレム入場から捕縛、裁判、処刑、埋葬に至る苦難を思う週です。この木曜日が「聖木曜日」とされ、ユダの裏切り、ゲッセマネで祈るイエスと眠る弟子、そしてイエス捕縛の策略が歌われます。
ビクトリアの最高傑作とも称される名曲であり、情熱と祈り溢れる音楽でイエスの苦難が描かれます。
●月天子
2009年1月、大阪府立大学混声合唱団「EWA CHOR」により委嘱初演(指揮:当間修一)された作品です。当団でも2009年5月、第5回定期演奏会で演奏しています。
宮沢賢治は「月」を愛し、「普香天使」「月天子」と呼んで心を寄せました。この組曲は、賢治が心惹かれた月をテーマとする5編の詩を「夜半から明け方までの時間の推移をプロットしてゆるやかに繋ぎ合わせて(前書きより引用)」作曲されました。
ときに透明に静かに揺れ動き、ときに激しく高まり陶酔する賢治の心と詩に、千原氏の多彩な音楽世界が重なり広がります。
●野と空の歌
2012年、駒沢大学合唱団により委嘱初演されました。
賢治の5編の文語詩、「病中幻想」「烏百態」「恋」「流氷(ザエ)」「ゆがみつゝ月は出で」による組曲です。故郷岩手の自然や風景を感じさせながらも、賢治の孤独な心に迫ります。
作曲者の寺嶋氏が前書きに「絶望すら感じさせる賢治の苦悩を歌で寄り添いつつ、その凝縮されたイメージを大きくふくらませてみたい」と記す通り、賢治の孤独や苦悩に対峙するような一つ一つの音から濃密な音楽が立ち上がります。
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