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ピアノと声楽でたどる 戦後日本の作曲家Ⅲ
宅孝二、伊福部昭、坂本龍一
2022年07月16日(土) 18:00 開演
https://mijimuji.jimdofree.com/soon/
宅孝二:
猫の蚤
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宅孝二:
プーランクを主題とする変奏曲
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伊福部昭
ピアノ組曲
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伊福部昭
サハリン島土蛮の三つの歌
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坂本龍一
僕自身のために
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坂本龍一
美貌の青空
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コンサートについて
明治から現在に至る百有余年、日本人作曲家は、数多くの質の高い声楽曲やピアノ曲を生みだしてきました。とりわけ第二次世界大戦以降は、国際的に高い評価を受ける作品も多数生み出されたにもかかわらず、演奏会のプログラムとして取り上げられる機会は、いまだ不当なまでに少ないと言っていいでしょう。
私たちは昨年1月に中田喜直・團伊玖磨・芥川也寸志、11月に林光・武満徹・黛敏郎を取り上げ、幸い大方の好評をいただくことができました。
今回はその第三弾として、宅・伊福部・坂本の3人を取り上げます。いずれも、クラシカルだったり、ポップだったり、実験的・前衛的だったり、民族的だったりと、様々な側面を持っています。
そんな多様な現代の音楽の豊かさを、存分に味わっていただきたいと思います。
なかなか耳にする機会のない作品も取り上げます。ご来場をお待ちしております。(制作/上念省三)
大阪・堺の裕福な醸造家に生まれた宅孝二は、豊かな文化環境の下で育ち、1927年から37年にかけて断続的に、私立の音楽教育専門機関としてはフランスで唯一認定されているエコールノルマル音楽院でピアノを学んでいます。現 お茶の水女子大学や東京藝術大学でピアノを教える一方、エコールノルマルが、ジャンルを限らず総合的な芸術教育を志向していたことも影響したか、戦後はジャズにも傾倒し、また1950年代からは映画音楽の作曲にも取り組み、森繁久彌主演の「社長シリーズ」など数十本を手がけています。
宅より10年若い伊福部昭は、北海道・釧路生まれ。ほぼ独学でヴァイオリンや作曲を学び、ストラヴィンスキーら現代音楽の演奏会を開いていました。現 北海道大学農学部を卒業後、林務官として北海道庁に勤務する傍ら、1935年『日本狂詩曲』を作曲、フランスで開かれた日本人作曲家を対象としたコンクールで第一位となり、一躍脚光を浴びました。戦後は現 東京藝術大学の教壇に立つ一方で映画音楽やバレエ音楽を作曲、特に映画の『ゴジラ』シリーズ(1954年~)、『座頭市』シリーズ(1962年~)が有名です。
坂本龍一については、改めてご紹介の必要もないでしょうが、クラシック音楽、民族音楽、現代音楽、ポップス(YMOなど)、国内外の映画音楽、映画俳優等ボーダレスな活動で知られています。今回声楽曲の一部を、増田建太氏の編曲でお送りします。
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