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1917年 日本統治時代の朝鮮で生まれ、1995年ドイツ・ベルリンで没した波乱万丈の人生を送った伊桑 尹。
大阪に音楽留学し、後にベルリン芸術大学で細川俊夫をはじめ多くの日本人作曲家を教え、20世紀日本の音楽界にも大きな影響を及ぼした作曲家である。
このコンサートでは尹の全ソロ・ヴァイオリン曲と彼にゆかりのある作曲家の音楽作品を紹介する。
西洋音楽がアジア各国に本格流入した20世紀のアジア圏の音楽家にとって、西洋音楽を無視することはできず、また西洋音楽に魅了されていた。その中で、
「東洋人が西洋音楽をどのような形で、どのような意義を持って創り、演奏するか?」ということは現在に至るまでの大きなポイントの一つであるが、尹 伊桑はその一つの答えを見事自作の音楽に見出している。
波乱の人生のなか、彼が紡いだ音の世界を堪能することは、20世紀社会の色々な問題・思想を省みることにも繋がる_。
演奏の前後に尹の生涯、そしてその楽曲について奏者が解説する。
東洋と西洋の音楽の融合の祖となる尹の音楽、そしてその影響を受け自らのアイデンティティを確立していった日本の作曲家たちの音楽を、お楽しみください。
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大人3,500円/小中高校生1,500円(全席自由)
当日券・大人4,000円/当日券・小中高校生2,000円
※未就学児の入場はご遠慮ください
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