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地点『ノー・ライト』 マルチリンガル上演・日本語字幕付
2022年12月16日(金) 19:00 開演
http://chiten.org/next/archives/92
作: エルフリーデ・イェリネク / 演出: 三浦基 / 音楽監督: 三輪眞弘 / 美術: 木津潤平
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地点『ノー・ライト』
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コンサートについて
『ノー・ライト』は、2012年・2014年に上演された『光のない。』をマルチリンガル版としてアップデートした作品です。オーストリアのノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが東日本大震災とそれに続く原発事故をモチーフに書いた『光のない。』は、地点の代表作のひとつになりました。今回の上演では、ドイツ語・英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・韓国語・日本語の7ヶ国語での上演となります(日本語字幕付)。
あれから10年。原発事故の影響は制御下にあるものとして招致さ れた東京オリンピックが、コロナ禍で無観客開催になるとは当時だれが予測したでしょうか。この隔たり、この忘却をあえて日 本語を封印することによって表現する新版『ノー・ライト』。
本公演は、ギリシア悲劇上演の際に狂言として演じられたサチュロス劇の形式をモチーフとし、第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが〈互いに互いが聞こえない状況〉で語り合います。この〈互いに互いが聞こえない状況〉を、俳優がそれぞれ違う言語で語りかけることで創出し、音でもある言葉が意味をまとったり脱ぎ捨てたりしながら、それでも聞き手に向かって投げ出される状況をつくりたいと考えました。結果、選ばれたのがこのマルチリンガル上演というアイディアです。
地点の俳優・安部聡子も出演している濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』でも、さまざまなバックグラウンドを持つ俳優たちが異なる言語で演じる舞台作品の上演がひとつのクライマックスとなりましたが、今回のマルチリンガル上演はまさに映画で上演されたような、異国語で発せられる俳優の言葉と字幕で楽しむ観劇体験となります。
語る言葉を〈盗まれた状態〉から、もう一度この作品をご来場の皆様と共有したいと思います。作曲家・三輪眞弘と三浦基がタッグを組んだ、現代オペラと も見まごう、言葉と音のスペクタクル! 地点初の試みに、どうぞご期待ください!
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