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トロンプ=ルイユという、精細な描写によって描かれた対象物の実在感に目が騙され、実際に対象物が存在するかのような錯覚を起こさせる絵画技法は17世紀オランダ黄金時代の作品にもよく見られます。
例えばこの公演チラシに使われているホーホストラーテンの作品でも、当時手紙をしたためるために使われた道具がまるで手に取って触れることができるようなリアリティで描かれています。
古楽器を通して奏でるバロック音楽はまさしく音のトロンプ=ルイユ、時空を超えて17世紀当時の生き生きとした音色を再現し、現代の聴衆にまるで当時のヨーロッパにいるような錯覚を起こさせます。
国境も歳月も超えて届いた手紙をそっと開け、そのメッセージを読み解くように、繊細かつ豊かな音色の3種の古楽器による親密なアンサンブルと共に、イタリア、オーストリア、ドイツ、イギリス…と17世紀ヨーロッパ諸国を巡る音物語をお楽しみください。
プログラム
♪M.ウッチェリーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第2番「幸せなルチミニア」
♪J.ダウランド:『常にダウランド、常に哀しみ』
♪J. ダウランド / J. ショップ編 : 涙のパヴァーヌ
♪N.マッテイス:アリア・アモローザ
♪J.シェンク : ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のソナタ第11番(時と芸術の始まりより)
他
入場・チケット購入
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前売り 3,000円 当日 3,500円 学生 1,000円
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購入方法
・西村楽器 都城店 0986-24-2156
・ウエルネス交流プラザ 0986-26-7770
・TIGET
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