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なごみ管弦楽団 第17回定期演奏会
2023年09月24日(日) 13:45 開演
ジャン・シベリウス
交響詩「フィンランディア」作品26
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
交響曲 第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
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ピョートル・チャイコフスキー
交響曲 第2番 ハ短調 作品17「小ロシア」
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1曲目のフィンランディアはフィンランドを代表する作曲家、シベリウスの作品。森と湖の国、サンタクロースとムーミンのふるさとのフィンランドは、12 世紀頃からスウェーデンに支配され、18 世紀以降はロシアの圧政下にありました。19 世紀になってフィンランド国内で愛国独立運動が高まった中で作曲されたのがフィンランディアです。フィンランディアの中間部の美しい旋律は「フィンランディア賛歌」として親しまれ、フィンランドの第二の国歌ともいわれています。
2曲目はモーツァルトの交響曲第 38 番、「プラハ」。チェコの首都であるプラハの旧市街は中世の美しい建物が多く、市全体が世界遺産に登録されている世界で唯一の街。モーツァルトを描いた映画「アマデウス」のロケ地にもなりました。モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」は、プラハで大ヒット。「ぜひプラハにきてください」と熱望され、プラハに招かれたときに初演したのが交響曲第 38 番です。オペラ「フィガロの結婚」は、貴族を揶揄する内容を含んでいたため、当時ハプスブルク家に支配されていたプラハの人々の溜飲を下げたのかもしれないですね。
3曲目はチャイコフスキーの交響曲第 2 番。チャイコフスキーは妹アレクサンドラの嫁ぎ先であるウクライナのカミヤンカが気に入り、たびたび訪れていました。そしてウクライナの民謡をこの作品に取り入れたことから、チャイコフスキーの友人が「小ロシア(ウクライナの旧称のひとつ)」の愛称を献呈しました。チャイコフスキーはこの他にもカミヤンカ滞在中に多くの作品を書きました。チャイコフスキーにとって、カミヤンカは作品を生み出す源泉のような存在だったのでしょうね。
シベリウス/交響詩「フィンランディア」作品26
モーツァルト/交響曲 第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
チャイコフスキー/交響曲 第2番 ハ短調 作品17「小ロシア」
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