セイチェント5「蘇るアリアンナ」

講義とマスタークラスから再考するイタリア古典歌曲

2024年04月07日() 14:00 開演

同志社同窓会館 大ホール京都府

https://seicentomasterclas.wixsite.com/seicentomasterclass

講義、指導: 松本直美 / リュート、アーチリュート: 小出智子

クラウディオ・モンテヴェルディ「アリアンナのなげき」をはじめとして「イタリア古典歌曲集」より数曲

セイチェント5「蘇るアリアンナ」

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コンサートについて

2015年以来、「セイチェントシリーズ」で音楽学と演奏の実践の協働を提案し、好評を博してきたThird Ear Projectが月光堂と共催でお届けする最新コンテンツ!!

講師:松本直美(英国ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ上級講師)/小出智子(リュート・アーチリュート通奏低音)

聴講券(前売り2500円/当日3000円)
お弁当つき聴講券(前売りのみ4000円)
リモート聴講券(講義のみの聴講1000円)

声楽を学ぶ人なら必ず歌う「イタリア古典歌曲」。一般の愛好家も、ペルゴレージの『ニーナ』、ジョルダーノの『カロ・ミオ・ベン』などカルーソーやパヴァロッティらの録音で一度はお聞きになったことがあるでしょう。しかしここに収録されているのはバロック時代の楽曲なのに、ロマン派のようなピアノ伴奏がついています。チェンバロやバロックチェロの伴奏でバロック声楽曲を歌う・聴くことが多くなった今、これをどのように捉えればよいのでしょうか?
 このイベントでは講義と公開レッスンから、この問題に迫ります。まず講義では、「イタリア古典歌曲集」の中から、モンテヴェルディ作曲『アリアンナの嘆き』(1608年)をとりあげ、今、アリアンナをどのように『蘇らせ』ればよいのかを考えます。その過程で、今まで知られて来なかったモンテヴェルディと、『神曲』で名高いダンテとの意外な結びつきも浮上!最新の学術研究でありながらまるで推理小説の謎解きのような面白さ満載の講義です。第2部では、公開レッスンをお受けになる方々に実際に「イタリア古典歌曲集」の数曲を歌って頂き、聴衆の皆さんとご一緒に演奏解釈の方法論とふさわしいテクニックを模索していきます。特にここではこういったレパートリーを「どう演奏するべきか」「どう聴くべきか」ではなく、「どのような可能性があるのか」というアプローチから前向きな試みをしていきます。
 「難しいのかな?」「怖そうかも」― そんなご心配は全くご無用!これまでの「セイチェント」イベント同様、史料、画像をたっぷりお見せしながら、耳にも目にも楽しい「知的エンターテインメント」をご提供します。(イベントはお茶とお菓子つき。またお昼休みを挟みますので京都のお弁当もご案内します。お腹にもうれしい一日です!)

イベントのさらなる詳細、講師プロフィールについてはウェッブサイトをご覧ください。

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