2台バロックチェロとリュートによる バロックソナタの愉しみ
2024年02月10日(土) 14:00 開演
バロック・チェロ: 中村 仁 / バロック・チェロ: 中嶋 寄惠 / リュート: 佐野 健二
A.ヴィヴァルディ/チェロと通奏低音のためのソナタ 変ホ長調 RV39
G.ザンボー二/リュートのためのソナタ 第9番
J.-B.バリエール/チェロと通奏低音のためのソナタ 第4番 変ロ長調 (第3巻) ほか
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コンサートについて
開場13:30 開演14:00
会場:福山アライアンス教会
(広島県福山市三吉町1-8-5)
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ヨーロッパ・バロック期(17〜18世紀)の器楽曲は、メロディを担当する楽器とそれを支える通奏低音によって、構成されていました。面白いことに、メロディ楽器は指定されていましたが、通奏低音にあたる楽器は指定されていないのが通例でした。
この演奏会では、一方のチェロがメロディを担当し、もう一方のチェロとリュート(ギターの前身の撥弦楽器で18世紀に廃れた)が通奏低音を担当します。通奏低音にあたるチェロとリュートが全く同じことを演奏するのではなく、楽器の性質上、チェロはより旋律的で、リュートはより和声的な表現をすることにより、豊穣な音楽空間が創造されます。
2人のチェロ奏者は、メロディと通奏低音を互いに分け合って担当するため、それぞれの個性が端的に表われ、それもこの演奏会を愉しむ大きな魅力になるでしょう。
チェロは、もちろんバロック様式の、エンドピンがなくガット弦(羊の腸を撚り合わせた弦)を用いたものを使用し、あくまでも作曲家が生きていた時代の音を追究します。
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