教会暦で巡る初期ルター派のビチニウム 14

総集編 : 一日で巡る教会暦ビチニウムの一年

2024年11月16日() 14:00 開演

日本福音ルーテル豊中教会大阪府

https://teket.jp/9994/34993

バロック・ヴァイオリン: 坂本卓也 / リコーダー: 長井舞 / お話し (日本福音ルーテル豊中教会 牧師): 秋山仁

主な演奏曲

【待降節】 《主よ、あなたの道をわたしに知らせてください》( アントワーヌ・ブリュメル作曲)
     《わたしとともに行く者は闇を歩くことはない》( オルランドゥス・ラッスス作曲)

【降誕節】 《甘いよろこびのうちに》( 原作者不詳 - ミヒャエル・プレトリウス編曲)

【顕現節】 《明けの明星のなんと美しく輝くことか》 ( フィリップ・ニコライ作曲 - ミヒャエル・プレトリウス編曲)

【四旬節】 《わたしたちの生み出した罪によって》( ジョスカン・デ・プレ作曲)
     《なぜなら、主はわたしを救ってくださいました》( トーマス・シュトルツァー作曲)

【復活節】 《キリストは死に繋がれました》( マルティン・ルター作曲 - ミヒャエル・プレトリウス編曲)

【聖霊降臨節】 《来てください、聖霊、主なる神よ》 ( マルティン・ルター作曲 - ミヒャエル・プレトリウス編曲)

【宗教改革日】 《わたしたちの神は頑強な砦》( マルティン・ルター作曲 - ヨハン・ヴァルター編曲)

ほか

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コンサートについて

 中世カトリック教会の在り方に疑問を投げかけたマルティン・ルターはカトリックから破門されましたが、ルターの考えに賛同する者が多く現れ、宗教改革をすすめるに至りました。その後、ルターが活動したヴィッテンベルクなどでは、16 世紀から17 世紀にかけて、2 声のポリフォニー楽曲「ビチニウム」の曲集がいくつか出版されています。

 ビチニウムはわたしたちが確認できているだけでも数百曲に及びますが、出版物や作品の一部にはルターや教会暦との密接な関連がみられるため、これらは初期ルター派によって音楽教育や礼拝に用いられていたのではないかと考えられます。

 ビチニウムの一曲一曲は短いものですが、ルネサンス・ポリフォニーの技法が凝縮された密度の濃いものです。本コンサートでは、2023 年・2024 年に計13 回のコンサートで巡ったビチニウムの名曲を「暦1 年分」集めて演奏し、日本福音ルーテル豊中教会の秋山仁牧師に教会暦や礼拝、引用された聖書の言葉についてお話しいただきます。

 キリスト教史でも音楽史でも触れられる機会の少ない「教会暦によるビチニウム」を「暦1 年分」まとめて、リコーダーとヴィオラ・ダ・ブラッチョのデュオでお聴きください!

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