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■「ローエングリン」について
グリム兄弟が「ドイツ伝説集」でローエングリンの伝説*¹を語ったのは1816年頃、それをもとにして作られたワーグナーの1850年の名作を経て、フランスの詩人ジュール・ラフォルグは1880年代にこの物語のパロディを創作しました。"狂気の処女・地獄の夫"との副題をもつランボーの引用が冒頭に置かれたラフォルグの「ローエングリン」は、その後さらに、“沈黙と異音の魔術師” サルヴァトーレ・シャリーノ作曲の作品となります。
ものがたりの時代からは200年近くが経ち、シャリーノが「ローエングリン」を発表してからも40年が経とうとしています。ワーグナーの「ローエングリン」は神話や伝説を背景に陰謀や策略がうごめく壮麗で長大な作品ですが、シャリーノは一人の人物エルザを取り出して本作を創作しました。日本のお能には狂い物や夢幻能と呼ばれるジャンルがありますが、それを彷彿とさせるような<夢と現実>あるいは<正気と夢>のあわいをさまようエルザは、誰なのでしょうか。
*¹高貴な女性がブラバントという国を統治していたが、彼女は多くの求婚者の申し出を拒んでいた。神が送ってくれる者の到来を望んでいたのだ。そのとき、白鳥の曳く小舟に乗ってローエングリンがアントウェルペンに上陸し、女王はこの勇士を丁重に迎えた。勇士が「私をここのあるじと望まれるなら、・・・私が誰であるかを決して問うてはなりません」と言うと、女王はそれを守ると誓い、二人は結婚した。そして子供も二人生まれた。しかし、彼女は後に約束を破り、ローエングリンは形見に剣一振り、角笛一本、指輪一個を残して聖杯城へと去って行った。
プログラム
◆「瓦礫のある風景」(2022年)[日本初演]<約20分>
作曲:サルヴァトーレ・シャリーノ
指揮:杉山 洋一
― 休憩20分(予定)―
●「ローエングリン」(1982-84年)[日本初演/日本語訳上演 *一部原語上演]<約45分>
原作:ジュール・ラフォルグ、音楽・台本:サルヴァトーレ・シャリーノ
指揮:杉山 洋一、演出:吉開 菜央・山崎 阿弥、修辞:大崎 清夏
出演 エルザ役:橋本 愛
出演者
入場・チケット購入
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入場料開館50周年記念割引チケット5000円SS席10000円S席8000円A席6500円学生席(24歳以下)4000円
*開館50周年記念割引チケット:S席エリア/1階前方、お取り扱いはチケットかながわのみ・枚数限定
[注意事項]
※やむを得ない事情により演奏曲、出演者等が変更になる場合があります。
※就学前のお子様はご入場いただけません。
※車イス・補助犬をお連れでご来場の方は、事前にチケットかながわまでお問合せ・ご予約ください。
※演奏中はご入場いただけません。開演時間に遅れた場合は、案内係の指示に従ってください。
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代表的なチケット販売先のURL
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購入方法
【 発 売 日 】KAme(かながわメンバーズ)先行発売(WEBのみ):6月8日(土)
一般発売:7月7日(日)
【チケット取り扱い】
●チケットかながわ TEL.0570-015-415(10時~18時)
[窓口]神奈川県民ホール(10時~18時) KAAT神奈川芸術劇場(10時~18時)
神奈川県立音楽堂(13時~17時 / 月曜休)
●神奈川芸術協会 (平日10時~18時、土曜10~15時 / 日曜・祝日休)
●チケットぴあ
●イープラス
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●カンフェティ
問い合わせ
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電話番号
チケットかながわ TEL.0570-015-415(10時~18時)
このコンサートに関するツイート
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早稲田 音楽同攻会 @会員募集中🎼
本日は杉山洋一指揮「サルヴァトーレ・シャリーノ作曲『ローエングリン』」に参りました💫
一人で何役も演じ分け主人公・エルザの震えるような感情の機微を捉える橋本さんの演技と、数々の特殊奏法からなるアンサンブルの繊細な音響が綾なす、ナイーブさを湛えた美しい作品世界に感銘を受けました…✨ -
座席表ガイド
【10/6公演】サルヴァトーレ・シャリーノ作曲『ローエングリン』 神奈川県民ホール開館50周年記念オペラシリーズ Vol.2
神奈川県民ホール(大ホール/2,433席)座席表
#オペラ
#音楽イベント
#チケット情報 -
╹◡╹(ニッコリさん)
サルヴァトーレ・シャリーノ作曲『ローエングリン』をば。 (@ 神奈川県民ホール in 横浜市, 神奈川県)
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山本英 Hana Yamamoto
ついに本日初日!当日券販売あり〼
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神奈川県民ホール開館50周年記念オペラシリーズVol.2
サルヴァトーレ・シャリーノ作曲『ローエングリン』
開演17:00 / 開場16:30
公開コンサートメモ一覧