国際的に活躍し数多くの受賞歴も持つ作曲家 藤倉大と、ドイツの脚本家tauchgoldによる共同作品。
2022年ドイツの公共ラジオ放送で初演、翌年ニューヨーク (イサム・ノグチ美術館)で舞台初演を経て、2025年広島にて日本初演を迎える。
被爆80周年となる広島で、音楽と言葉の力で、戦争と平和、避難と追放の歴史に思いを馳せる。
【PROGRAM】
◆Message「明子さんのピアノ」から
お話:二口とみゑ(HOPEプロジェクト代表)
◆音楽朗読劇 「借りた風景」(日本語上演)
脚本:タウフゴルト 作曲:藤倉大
翻訳:中村真人(協力:那須田瑛)
ヴァイオリン:北田千尋 (広島交響楽団コンマス/カルテット・アマービレ)
コントラバス:エディクソン・ルイス(ベルリン・フィル)
ピアノ:小菅優
朗読:大山 大輔、多和田 さち子、西名 みずほ、日髙 徹郎
【あらすじ】
第二次世界大戦中、ブダペストの地下室に何年も閉じ込められていたヴァイオリンの名器ストラディヴァリウス。
1939年、ポーランドからイスラエルの地に逃れる際に置き去りにされたコントラバス。
広島の原爆で若い持ち主を失い、沈黙したピアノ(「明子さんのピアノ」)。
21世紀初頭、これらの楽器は再発見され、新たな音楽的な命が吹き込まれた。3つの楽器の史実を土台としながら、今を生きる3人の架空の音楽家の視点を通じて、これらの楽器が歩んできた歴史とその記憶が語られる。虚構と現実が混在しながら、戦争と平和、避難と追放、そして人びとに美と相互理解をもたらす芸術の意義という普遍的な主題を問いかける。
【明子さんの被爆ピアノ】
広島への原爆投下により19歳の生涯を閉じた河本明子さんが愛用していたピアノは修復され「被爆遺品」として現在広島市平和記念公園レストハウスにて保管・展示されています。
劇中では「藤倉大:Akiko’s Diary」を実際の「明子さんのピアノ」で演奏し、ご本人の日記の一部も朗読されます。
主催:一般社団法人 HOPEプロジェクト
制作:KAJIMOTO
協力:広島交響楽協会、広島女学院中学高等学校、広島テレビ
助成:(公財) ヒロシマ平和創造基金『ヒロシマピースグラント』
後援:広島県、広島市、広島県教育委員会、広島市教育委員会、広島女学院同窓会、朝日新聞広島総局、中国新聞社
出演者
入場・チケット購入
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入場料全席自由3500円
コンサートカレンダー
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