あえてプログラムに曲目を書かず、曲間のトークで、連弾による世界旅行をナビゲートする・・・そんな演奏会でした。
絶妙なステージ高と、座席配置で、四手連弾の手技が、とてもよく見えました。こんなに近くで、連弾の手技を見たのは初めてです。腕を交差させたり、背中越しに高音の鍵を弾いたり、連弾ならではの複雑な動きは、高校〜大学の7年間、デュオを組んでいて、何度も何度も練習した成果、と感じました。
曲間のトークも、面白かったです。今まで「ペール・ギュント」の「朝」は、「フィヨルドの森林の朝」をイメージしていましたが、「砂漠の朝」とのこと。これからは、砂漠の遊牧民ベドウィンが、早朝、テントを開けて、朝日を拝むシーンをイメージしそうです。