独立する音楽〜それぞれの国が見つけた新しい響き〜
演奏者と共に考えるコンサートシリーズ第2回
2025年03月21日(金) 19:30 開演
ソプラノ:
中村友里香
/
ヴァイオリン:
大塚聖莉
/
ユーフォニアム:
稲垣七海
/
ピアノ:
岡田美夏
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第9番より〈歓喜の歌〉
/
ニコロ・パガニーニ
カンタービレ
/
フランツ・リスト
グノーのオペラ〈ファウスト〉のワルツ
/
ジュゼッペ・ヴェルディ
ナブッコより〈行け我が想いよ、黄金の翼に乗って〉
/
ヨハン・シュトラウス1世
ドイツ統一行進曲
/
リヒャルト・ワーグナー
ニュルンベルクのマイスタージンガーより前奏曲
/
グスタフ・マーラー
少年の魔法の角笛より〈誰がこの小唄を思いついたの?〉
/
ルイージ・デンツァ:
フニクリ・フニクラ
/
カミーユ・サン=サーンス
ファゴットソナタ
/
フランシス・プーランク
愛の小径
みんなのコンサートメモ
このコンサートに関するツイート
-
ConcertSquare / コンサートスクウェア
今日開催の話題のコンサートです。聴いた方は感じたことをコンサートメモに記録してみよう。
独立する音楽〜それぞれの国が見つけた新しい響き〜
演奏者と共に考えるコンサートシリーズ第2回
今日開催のコンサート一覧はこちら
使い方は十人十色。
書いて、音楽をもっと好きになろう。
聴きたい
気になるコンサートを
ブックマークしたい!
聴いた
今まで聴いたコンサートを
覚えておきたい!
出演した
演奏した時の経験を
次に活かしたい!
コンサートについて
【歴史を奏でる、音楽と旅する夜】
革命、戦争、統一運動──社会が大きく変わる時、音楽は何を語るのか?
ベートーヴェン、リスト、ヴェルディ、マーラー、ワーグナー……
ヨーロッパ各国の作曲家たちが紡いだ音楽の軌跡を、演奏とともにたどります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音楽は常に時代と共にあり、歴史の流れの中で変化し続けてきました。18世紀後半、フランス革命やナポレオン戦争が勃発し、社会の大きな変動が音楽にも影響を与えました。イタリア、ドイツ、フランスなどの作曲家たちは、それぞれの文化や思想を反映し、独自の音楽的アイデンティティを確立していきます。
本コンサートでは、19世紀から20世紀にかけて、各国の音楽がどのように発展し、社会と結びついていたのかを探ります。
幕開けを飾るのは、ベートーヴェンの《歓喜の歌》。日本では年末の風物詩として親しまれていますが、ナチス政権下では政治の道具とされ、戦後のカーネギーホールでは勝利の象徴として響きました。さらに、ベルリンの壁崩壊やEUの国歌としても用いられ、時代ごとに異なる意味を持ち続けてきた音楽の象徴的な作品です。
続いて登場するのは、19世紀前半のヨーロッパを熱狂させたヴァイオリニスト、パガニーニ。彼の超絶技巧は演奏家たちに衝撃を与え、後の作曲家にも影響を与えました。リストもその一人で、パガニーニに魅了され、ピアノの技法を飛躍的に進化させました。彼らの作品には、19世紀の音楽家が求めた「超人的な表現」が色濃く反映されています。
オペラの分野では、ヴェルディが国民の情熱を音楽に昇華し、J.シュトラウス1世はウィーンの舞踏文化を発展させました。後半では、ワーグナーやマーラーによるドイツ音楽の進化、イタリアの大衆音楽の源流ともいえる《フニクリ・フニクラ》、フランスのサン=サーンスやプーランクが生み出した独自の響きにも迫ります。
また、本公演では「意見交換タイム」を設けています。演奏や解説を聴いて感じたことを、Googleフォームや用紙に自由に記入し、それをもとにクラシック音楽について考える時間です。専門知識は必要ありません。音楽を通じて何を感じたのか、ぜひ共有してください。
激動の歴史の中で生まれた音楽が、今を生きる私たちにどのように響くのか。歴史と音楽が交差する特別なひとときを、ぜひご体感ください。
PRおすすめのコンサート
山脇美葉 ピアノリサイタル
2025/03/29
19:00
ドビュッシーの『月の光』『亜麻色の髪の乙女』など、幅広いクラシック曲を演奏します。ぜひお越しください。
スプリング連弾コンサート
2025/04/13
15:30
ディズニー&ジブリ&クラシック!子どもから大人まで楽しめる!ピアノ連弾コンサート
第4回上野⇄浅草音楽祭2025in日暮里
2025/04/05
13:00
歴史ある東京下町に集う音楽が大好きな仲間の楽しい音楽祭にようこそ!
第21回アイメイトチャリティーコンサート
2025/05/18
13:30
アイメイトチャリティーコンサート