チェロの神様とも称される名付け親パブロ・カザルスの音楽と平和を愛する心を受け継ぎ、バルセロナ五輪の閉会式でソプラノ歌手とともに「鳥の歌」を演奏した、カタルーニャが誇る円熟のチェリスト、ルイス・クラレット。
前半はソロで、後半は共演を重ねる気鋭のピアニスト・岡田将とのデュオで、カタルーニャの作曲家の作品を紡ぎます。
パブロ・カザルスの弟で、優れたヴァイオリニスト・指揮者・作曲家として兄を支え続けたといわれるエンリック・カザルスが書いた「組曲」でスタートします。なお、クラレットにとってエンリック・カザルスは徹底した音楽教育を授けたた恩師であり、ひとかたならぬ思い入れがあります。
カザルスに薫陶を受けた20世紀の偉大なチェリストであり、カタルーニャの情緒を感じさせるといわれる名作を遺したガスパール・カサドの作品を、前半に「無伴奏チェロ組曲」、そして後半では「スペイン古典様式によるソナタ」、「パルティータ」、「親愛なる言葉」の3曲をお届けします。
後半1曲目の「橋 ~チェロとピアノのための」は、モンポウが「私たちの初めての散歩の思い出に」と記し、後に妻となる恋人に捧げたロマンティックなピアノ作品(生前は未発表)をカザルスの生誕100年に際しスペインの文部科学省の委嘱でチェロとピアノ用に編曲した作品です。
ルイス・クラレットならではの音楽、カタルーニャの心をご堪能いただけますようにと願っております。
プログラム
入場・チケット購入
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入場料全自由席5000円
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チケット発売日
2025/03/26
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