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カール・ハインリヒ・グラウン

1704年05月07日 - 1759年08月08日

ドイツ

ドイツ人作曲家・声楽家。ヨハン・アドルフ・ハッセと並んで、イタリア・オペラの卓越した作曲家として同時代に知られていた。兄ヨハン・ゴットリープ・グラウンも作曲家で、ヴァイオリンのヴィルトゥオーソとしても知られた。1725年、グラウンはブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公アウグスト・ヴィルヘルムの宮廷で、テナー歌手として職務を開始する。歌唱の他に作曲も職務として課され、1735年までに6つのオペラを作曲した他、クリスマス・オラトリオ、復活祭オラトリオ、2つの受難オラトリオなど、宗教作品も含めて精力的な作曲活動に取り組み、その作品はハッセの作品と並んで、「良い趣味」の音楽としてドイツで広く評価されるに至る。グラウン兄弟は、後期バロック音楽から古典派音楽への過渡期に活躍した作曲家で、その作風はギャラント様式による繊細な表現、ひたすらな旋律美の追究など、18世紀中ごろのドイツにおける新しい音楽思潮を反映している。

この作曲家の曲を演奏するコンサート

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