アウローラ管弦楽団 第29回定期演奏会
2023年05月20日(土) 13:30
S.V.ラフマニノフ
ユース・シンフォニー
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S.V.ラフマニノフ
交響詩「死の島」
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S.V.ラフマニノフ
交響曲第2番ホ短調
春日部市在住で、鉄道とクラシック音楽が大好きな62歳のおじさんです。
<コロナ後の初演奏会>
3年に渡る長い期間コロナで音楽コンサートも殆どが自粛されてしまいましたが、この5月8日にコロナが感染症第5類に移行して、世の中にまた平和が訪れて来ました。コロナ後初めて出掛けるクラシック音楽の演奏会でした。
まだコロナ感染症を心配してなのでしょうか、会場の座席は人同士の間隔を空けており、3階席の私の横の列には人が誰もおらず、ゆったりしながら演奏を堪能出来ました。
<ラフマニノフについて>
ラフマニノフの生誕150年を記念した演奏会と言うことで、交響曲の名曲第2番ホ短調をメインに、ユース・シンフォニーと言う曲と、交響詩「死の鳥」の3曲構成。
ラフマニノフと言うと、一般の人の中にはあまり知られておらず、クラシック音楽ファンでないと分からない作曲家かもしれません。いくつもメロディの美しい名曲を作っておりますが、かく言う私も詳しくなく、演目の中では交響曲第2番しか知りませんでした。
アウローラ管弦楽団さんの演奏会では、無料配布されるパンフレットの解説文が詳しくことの他充実しているので、演奏の始まる前に毎回気合を入れて読んでおります。
事前に作曲家ラフマニノフについてや、曲の解説に目を通せたことで、ラフマニノフと言う人のこと、曲の背景等がやや理解出来ました。
ユース・シンフォニーと「死の鳥」はどちらも初めて聴く曲なので、まだ理解するところまで行きませんでしたが、十分楽しめたと思います。
<初めて涙の出た演奏会>
20分の休憩時間の後、交響曲第2番の演奏。
現在62歳の私は、出掛ける演奏会は殆どがアマオケや学生オケのものですが、高校生の時からもう過去何十年、何十回ともなく聞き続けております。
振り返りますと、感動して鳥肌の立った演奏会もそこそこ有りましたが、さすがに演奏会で涙が出て来たのは今まで記憶に有りません。
第一楽章、第二楽章・・・と、演奏拝聴前にプログラムで曲の背景を知りましたので、納得しながら曲を堪能出来ました。
そして、静かに始まる第三楽章。サービスなのか、やや長いソロを吹くクラリネットの女性奏者が立ち上がって演奏。曲の美しさと、このパフォーマンスに何故か自然に涙腺が緩み涙が頬を伝わって来ました。周囲もジーンと来ているのが感じられました。
休止中のグロッケン奏者の女性の前面直視の視線が気になりましたが、恥を忍んでハンカチで目頭と鼻を拭いながら、甘味なメロディに耳を傾けました。
嗚咽しそうになるのをどうにか耐えて、最終楽章へ。
最高の盛り上がりで、まさに迫力のクラシック音楽と言う感じのクライマックスでした。
涙は止まってくれましたが、感動的で今後長く記憶に残る演奏会でした。
感謝、感謝、感謝。
<アウローラ管弦楽団さんについて>
毎回団員代表の方から案内メールをいただき、過去に何度も拝聴させていただいております。
コンミスさんなど女性の方々が中心と言うのが団体の特徴のひとつなのかもしれませんが、毎回素敵な演奏を聴かせて下さり感謝しております。
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