今回は8月18日ドイツ・ミュルハイム・デュムプテンでのコンサートのライブ録音よりカール・ライネッケ(1824-1910)の「ソナタ　水の精/ウンディーネ」をアップしました。ライネッケは高名な音楽教育者であった父親から音楽の手解きを受け、のちにはメンデルスゾーンやシューマンにも師事しました。ケルン音楽院、ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団学長、またライプツィヒ音楽院でも教鞭を取りました。フルートソナタ「水の精ウンディーネ」は彼の作品の中でも最も頻繁に演奏される曲です。フリードリヒ・フーケの水の精ウンディーネと騎士フルトブラントの恋とその悲劇的な結末を描いた小説を題材としています。ライネッケはこの小説の持つロマンティックで詩情豊かな雰囲気をフルートという楽器の特性を見事に生かして音楽にしておりフルーティストにとっても憧れの一曲です。かなり響く教会でしたので残響が多いです。ピアノは初めて見るシンメルSHIMMELのグランドピアノ148で驚くほど小さかったです。

URL：https://www.youtube.com/watch?v=6I11wtlppK4