今回はガブリエル・フォーレ(1845-1924)の「ファンタジーop.79」をアップしました。フォーレは同時代のフランスを代表する作曲家の一人で歌曲やピアノ室内楽曲を多く作曲し、20世紀の作曲家たちに多くの影響を与え、彼の弟子にはエネスコ、ケクラン、カゼッラやラベルがあげられます。このファンタジーは1898年にパリ音楽院のコンクール課題曲として作曲されました。 前半のアンダンティーノは6/8拍子にのって浮遊するが如く転調を繰り返すことによる色彩の変化に富んだメランコリックなメロディー、後半のアレグロは対照的に明るくはつらつとしたテーマでアルペジオの音型が発展していき最後は喜びに満ちた響きで終わります。フルートの重要なレパートリーの一つでもあります。 聴いていただけると嬉しいです。

URL：https://www.youtube.com/watch?v=jsNLFHihL4Y