大宅裕 ピアノリサイタル

~祈りの時代に~

2011年07月24日() 16:00 開演

松濤サロン東京都

http://yutakaoya2011.jimdo.com/

権代敦彦:R.I.P. ~Glas「弔鐘」(1999)
リュック・ブレウェイズ:Pyramids in Syberia (1989)
 [日本初演]
ガリーナ・ウストヴォルスカヤ:Piano Sonata No.6 (1988)
モートン・フェルドマン:Palais de Mari(1986)

大宅裕 ピアノリサイタル

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コンサートについて

ベルギー在住、ヨーロッパを中心に活躍するピアニスト、大宅裕。
近現代音楽のスペシャリストとして作曲家からの信頼も厚い大宅は、室内楽を音楽活動の軸足としながら、ソロ、オーケストラに加え、ダンス、演劇分野とのコラボレーションも行う、ドメスティックな視座に留まらない音楽を届けるピアニストです。
「怒り」と「祈り」。 今回のプログラムには、今なお続く 311 以降の災禍に対しての、大宅の想いが込められています。1999年の権代作品は再演。世紀末への祈祷の音が、今もたらす響き。”Pyramids in Syberia”(日本初演) では、大宅との親交も深いブレウェイズの怒涛のような超絶技巧の音句のなかで、現代に生きる私たちへの問いかけが為されます。チェルノブイリの事故後に書かれたウストヴォル スカヤの「ピアノソナタ第 6 番」は、非常に激烈な怒りの音楽。そして大宅が最大限の共感を寄せるフェルドマンの音楽には、静謐かつ果てしなく厳しい世界が存在します。
奏者の息遣いまで感じられる距離で、音楽は聴き手と対話をはじめます。大宅裕が祈りの時代に捧げるプログラムをお聴き下さい。

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