トリオ・アンファリア
女性作曲家が描く美しいメロディー
2016年05月23日(月) 19:00 開演
http://www.facebook.com/Trio-Anfalia-286019988201796/
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー:
ピアノ三重奏作品15変ニ短調
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クララ・シューマン
ピアノ三重奏作品17ト短調より第3楽章
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ファニー•メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏作品11ニ短調より第3と4楽章
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メラニー・ボニス:
[夜] [朝]
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セシル・シャミナード:
ピアノ三重奏第1番作品11より第3楽章
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エルフリーダ・アンドレー:
ピアノ三重奏ト短調
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コンサートについて
19世紀には、それ以前にできた「家事や子育ての邪魔になるから、女性はちゃんとした教育を受ける必要がない」という考え方から、特に作曲家という職業は妻や母という「職業」の正反対の位置に置かれ、両立することはほとんど不可能だった。一般的に、音楽の才能があっても、女性は大舞台には出せないという傾向が強かった。音楽を演奏することができても、女性に作曲はできないという考え方がまだまだ強かったのである。
19世紀の間、ほとんどの女性は音楽の教育を受ける可能性すらなく、無論作曲も勉強することはできなかった。この状況は、世紀末になってやっと、女性も音楽院への入学を許されるようになってから少しづつ変わっていった。
そういった変化にも関わらず、女性志願者全員がちゃんとした音楽教育を受けられたわけではない。音楽院に入学できた女性歌手やピアニストはごく少数に限れていて、ほとんどの教育は個人レッスンなどで行われていた。
このプログラムであげられている女性作曲家のうち、自分をプロの作曲家と思っていた人はいない:作曲は彼女たちの最優先される活動ではなく、収入もなかった。19世紀の多くの女性作曲家は他の活躍を作曲活動と両立することが多かった。彼女たちのほとんどは教師をやっていた。男性作曲家と同じ音楽教育を受けていて、似たような形式の作品を作れていても、当時の女性作曲家は世間からもプロとして見られていなくて、名声を上げることはなかった。彼女たちの作品が出版されることも稀で、彼女らは演奏しながら旅行することもなく、大きな観衆の前には出ることがなかった。
こういった諸事情を理由に、女性作曲家の活躍は歴史に残らず、現代まで忘れ去られることが多かった。それに関わらず、19世紀は女性作曲家が多く活躍した時代であり、その芸術作品は現代において研究、出版や演奏されるべきものである。
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