千葉ニュータウン・フィルハーモニー・オーケストラ
第20回定期演奏会
2016年11月20日(日) 14:00 開演
ビゼー
歌劇「カルメン」より第一組曲
/
ファリャ
バレエ音楽「三角帽子」より第一組曲・第二組曲抜粋
/
ショスタコービッチ
交響曲第5番「革命」二短調作品47
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コンサートについて
千葉ニュータウン・フィルハーモニー・オーケストラは、2002年に設立され、2年に3回というペースで白井市文化会館大ホールを拠点に定期演奏会を重ね、今回が記念すべき第20回目の定期演奏会となります。歴史的にはまだまだ浅いものの、多くの指導者にも恵まれ、更なる成長が期待されるオーケストラです。
さて20回の節目となる今回のプログラムですが、3つの点でこれまでの演奏会とは異なる選曲がなされています。
まず第一に作曲者。クラシック音楽の世界では、特に日本人の真面目な気質にマッチするためか、ドイツ・オーストリアの作曲家が一番人気。当団の過去の定期演奏会の演目を見ても、ベートーベン、モーツアルト、ブラームスの作品が全体の48.1%と、ほぼ半数を占めます。しかし、今回はドイツ系の音楽から離れ、フランスのビゼー、スペインのファリャ、ロシア(旧ソビエト)のショスタコービッチをセレクト。多くの方にとっては「新鮮な」クラシックかもしれません。
2つ目は作曲された年代。これまで演奏会では1800年代に初演されている曲目が大半でした。今回はビゼーの「カルメン」のみは1875年の初演ですが、ファリャの「三角帽子」は1919年、ショスタコービッチの「革命」に至っては1937年ですから、まだ80年も経っていないという新しさ。これまで当団でのギネスは、第15回定期演奏会で取り上げたバルトークの「ハンガリーの風景」が最も新しい作品(1931年初演)でしたが、この記録を更新。
最後は難易度。アマチュア・オーケストラでは練習にかけられる時間や期間に限りがあることから、あまり勝ち目のない選曲は避けざるを得ません。今回の「三角帽子」や「革命」は、音楽的な理解のみならず拍子や調子の度重なる変更、緩急の激しいテンポなど、演奏家の間では「難易度D」は周知の事実。しかし・・・、このリリースを作成している8月現在、完成度は右肩上がりです。
いずれも各作曲家の代表作、皆様のご来場を心よりお待ちしています。
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