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みんなのコンサートメモ
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コンサートについて
長い歴史を持つOB交響楽団、今年は丁度創立80周年となり、その記念公演として3回の演奏会を開催します。第1弾は去る2月に開催され、満席となり演奏も好評でしたものの、運営面での課題が大きく浮き彫りとなり改善を迫られる結果となってしまいました。そして、今回はその反省を踏まえた第2弾演奏会。第1弾の松岡先生と同様、これまで長年に亘り当団を指導・指揮して戴いております田久保裕一先生の指揮で、タンホイザー・ドンファン・英雄の3曲を演奏致します。
まず前半1曲目は、ワーグナーのタンホイザー序曲。これはもう曲の冒頭が厳かに始まる、何とも言えない神秘的な曲です。一方、弦楽器にとってはとても嫌な伴奏パッセージが延々と続く部分があることでも有名で、ここでの踏ん張りどころにもご注目下さい!あと、この曲にはファゴットの有名なハイトーンがあることでも知られていますが、それがどの部分なのか聞き耳を立てながらお聴きになるのも良いかもしれません。
次の前半2曲目は、R・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」。R・シュトラウスでは定評のある田久保先生渾身の一曲です。交響詩「イタリアより」の時に見せた溌剌とした解釈は今回の演奏会でも健在です。曲の随所に散りばめられている木管楽器の美しい演奏を引き出すことに長けている田久保先生が、それを金管楽器の壮大な演奏と融合させることにより、R・シュトラウスの世界観を更に高める、そのような演奏が繰り広げられることは間違いありませんので、是非ともこの演奏にご期待下さい!
後半のメインプログラムは、ベートーヴェンの英雄、通称「エロイカ」です。前回に続き、今回のメインの曲も超有名曲です。有名な曲というのは、プロアマ問わずミスが許されません。お客様に簡単にオーケストラの実力が知られてしまいますからね。どうしても守りに入る演奏になりがちです。しかし、その様な重圧をもろともせず、田久保先生の熱血指導によって、全楽章に亘り気迫のこもった演奏となることは間違いありません!なお、楽譜は、最近ではもう当たり前の様に使われているベーレンライターの新版を使用します。
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