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Sesetto Vocale (セステット・ヴォカーレ)
2017年05月20日(土) 18:30 開演
主な演奏曲目
春は彩る Vestiva i colli(G. P. da パレストリーナ)
恋する者たちよ Sapete amanti(P. カンビオ)
春風が戻り Zefiro torna - Ma per me lasso(L. マレンツィオ)
優しい白鳥 Il bianco e dolce cigno(J. アルカデルト)
愛の勝利 Amor vittorioso(G. G. ガストルディ)
眠りよ O sonno(C. de ローレ)
主な絵画
春(ボッティチェッリ)
ヴィーナスの誕生(ボッティチェッリ)
クピード(ピエロ・デッラ・フランチェスカ)
レーダと白鳥(コレッジョ)
レーダと白鳥(ミケランジェロ)
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コンサートについて
「マドリガーレ」はアカペラ・アンサンブルの編成で書かれたイタリア語の歌曲で、1500年代のイタリア・ルネサンスを代表する音楽です。その詩のほとんどは恋愛を主題にしていますが、それは単に日常的な言葉で主人公の恋心を伝えるのではなく、ギリシャ神話の様々な登場人物と出来事や光景を通して、また当時の宇宙観や哲学を背景にした言葉を通して、描き出されています。これは絵画の場合も同じで、描かれる光景や登場人物はマドリガーレと絵画で共通しています。
そこで、このコンサートではそうした絵画をプロジェクターで映し出しながら、同じテーマのマドリガーレを演奏します。ただし、単に同じ雰囲気を楽しむというコンサートではありません。というのも、マドリガーレや絵画は、そこに描かれたものの意味や背景にある物語を読み解いて初めてわかるもので、これが難しいと同時にたまらない魅力になっています。そこで、今回は白沢達生さんをお迎えして絵画の解説をしてもらい、私が音楽の解説をし、二人でトークをします。ところで、白沢さんは美術史を専攻されているものの、音楽ライターとして著名な方です。ですから、今回のトークはそれぞれの専門家の解説には収まらないものになります。
マドリガーレはそもそも、詩を構成する単語の一つひとつを分かりやすく描き出す「絵画」的な音楽です。例えば「天」という言葉には高い音が使われ「地」には低く動かない音が、「花」「草」も描きわけられていきます。ですがそれは、単に絵画の代わりではなかったはず。絵画と詩のイタリア・ルネサンスの世界をマドリガーレの美しい響き・アルモニアの中でお楽しみ下さい。
SESTETTO VOCALE
声楽アンサンブルSESTETTO VOCALE(セステット・ヴォカーレ)は、イタリアのマドリガーレを専門に演奏します。男声をメインにした編成によるSESTETTO VOCALEの響きはマドリガーレが生まれた当時の響きです。また、セステット・ヴォカーレはメンバー全員が当時のソルフェージュ(六音音階)を実践し、当時の旋律論に基づいて音楽を作り上げています。古くて新しい音のデザインによってマドリガーレの本来の魅力が蘇り、演奏される機会の少ない作曲家の作品も未知の輝きをみせてくれます。辻康介が主宰、こだわりを沢山あつめて音楽を作っています。
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