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アンサンブル・フラン
2020年ウインターコンサート
2020年02月09日(日) 14:00 開演
J. S. バッハ
アリア (管弦楽組曲第3番 BWV1068より、レオポルド・ストコフスキー編曲)
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ヘイノ・エッレル:
弦楽のための5つの小品
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アルヴォ・ペルト:
オリエント&オクシデント
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イーゴリ・ストラヴィンスキー:
弦楽のための協奏曲 (Concerto in D for string orch
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ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
室内交響曲 Op.110a (弦楽四重奏曲第8番、バルシャイ編曲)
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-激動の20世紀・音楽家の模索-
アメリカで活躍した指揮者レオポルド・ストコフスキーは、J.S.バッハの編曲を多く手がけました。なかでも《アリア》(管弦楽組曲第3番 BWV1068より)は、チェロから始まる旋律が厳かな美を奏でます。録音の重要性を先進したストコフスキー自身により、1933年にフィラデルフィア管弦楽団とレコーディングされています。
エストニア出身のアルヴォ・ペルトが2000年に作曲した《東洋と西洋》(オリエント&オクシデント)は、シルクロードを接点とした宗教や文化の溶け合いが瞑想的な響きとなり、不協和音の多用と交わりながら聴こえてきます。
ペルトの師であるエストニアのヘイノ・エッレルは、「エストニア近代音楽の父」といわれ、1953年に作曲された《弦楽のための5つの小品》は郷愁漂う美しい楽曲ですが、時代を反映したモダニズムを経て辿り着いた境地のように感じさせます。
ロシアのイーゴリ・ストラヴィンスキーが1960年に書いた《弦楽のための協奏曲》(Concerto in D for string orchestra)は、スイスの指揮者パウル・ザッハーの委嘱によりバーゼル管弦楽団の創立20周年を祝して作曲されました。新古典主義を代表する作品で、二長調・ニ短調の複調が特徴とされます。
そして、同じくロシアのドミートリイ・ショスタコーヴィチが1960年に作曲し、ルドルフ・バルシャイが1969年に編曲した室内交響曲 Op.110a(弦楽四重奏曲第8番)は、「ファシズムと戦争の犠牲者の想い出に」捧げられ、ショスタコーヴィチ自身のイニシャルが音名「D-S(Es)-C-H」で織り込まれています。標題音楽のようなモチーフを劇的な表現にまで実現しています。 第二次世界大戦による政治体制の抑圧のなか、個々のベクトルで模索され生み出された5つの作品から、20世紀を眺めます。
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