豊島区管弦楽団ニューイヤーコンサート2023

2023年01月08日() 14:00 開演

豊島区立芸術文化劇場<東京建物Brillia HALL>東京都

http://toshima-orch.music.coocan.jp/

指揮者: 和田 一樹 / アコーディオン(系図): 大田 智美 / 語り(系図): 都立千早高等学校演劇部 / 演奏: 豊島区管弦楽団

ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調 作品92 / 武満徹 系図 - 若い人たちのための音楽詩 - / ストラヴィンスキー バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)

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コンサートについて

豊島区は今年区制90周年を迎えました。
豊島区管弦楽団ニューイヤーコンサート2023は、新年を祝うとともに豊島区の区制90周年もお祝いする演奏会です。

前半は、アニメ『のだめカンタービレ』で使われ有名になった、ベートーヴェンの交響曲第7番で幕を開けます。
リズミカルで華やかな雰囲気を持った名曲は、マンガ・アニメの街としても賑わいを見せている豊島区の新年をお祝いするのにうってつけです。

後半1曲目は、日本が世界に誇る作曲家である武満徹氏の1992年の作品である、《系図 - 若い人たちのための音楽詩 -》です。ニューヨークフィルハーモニック創立150周年記念のために委嘱された作品で、曲の中では谷川俊太郎の《はだか》という詩集の一部が語り手によって朗読されます。過去から未来へ系図を辿るように発展していく豊島区の区制90周年のお祝いに選ばれたこの作品について武満氏は、「《系図》で私が意図したのは、この作品を聴いてくださる方や、特に若い人が、人間社会の核になるべき家族の中から、外の世界と自由に対話することが可能な、真の自己というものの存在について少しでも考えてもらえたら、ということでした。」と語っています。本日の語り手は、第68回全国高等学校演劇大会に出場し優良賞を受賞した、都立千早高校演劇部の皆さんです。

最後の曲は、ストラヴィンスキーのバレエ組曲《火の鳥》(1919年版)です。《系図》の中で朗読される詩の作者谷川俊太郎は、豊島区所縁の漫画家手塚治虫氏のもっとも有名な作品《鉄腕アトム》のテーマ曲の作詞者でもあります。そして、同じく手塚治虫氏の名作《火の鳥》は、手塚治虫氏が本日演奏するストラヴィンスキーのバレエ《火の鳥》を観てインスピレーションを得て制作された、との記録が残っています。また、それまで無名だった武満徹氏の《弦楽のためのレクイエム》をストラヴィンスキーが絶賛したことで、武満氏の評価が一気に上がり世界的作曲家として評価されるようになったと言われています。

アニメ・武満徹・谷川俊太郎・手塚治虫・火の鳥・ストラヴィンスキー、と多くのキーワードで結びつけられた豊島区管弦楽団ニューイヤーコンサート2023にご期待ください。

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