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七條恵子 フォルテピアノ・リサイタル 岡山公演
2023年08月06日(日) 14:00 開演
フォルテピアノ: 七條恵子
W.A. モーツァルト/幻想曲二短調 K397
W.A. モーツァルト/鍵盤楽器のためのソナタ第9番 ニ長調 KV311
C.P.E.バッハ/幻想曲 イ長調 Wq.58-7
W.A. モーツァルト/ロンドイ短調 K511
W.A. モーツァルト/鍵盤楽器のためのソナタ第8番 イ短調 KV310
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コンサートについて
開場13:30 開演14:00
会場:建部町文化センター 小ホール
(岡山市北区建部町建部上899)
●使用楽器
西方音楽館に常設、故・小島芳子氏 愛奏の
Anton Walter 1795年モデル
(Christopher Clarke 1994年製作)
【七條恵子プロフィール】
ピアニスト、フォルテピアノ奏者。歴史的鍵盤楽器のスペシャリスト、現代ピアノ奏者としてバロックから現代まで幅広いレパートリーでヨーロッパを拠点に演奏活動を展開中。ブルージュ国際古楽コンクールなど国際コンクールでの受賞多数。2019年ブリュージュ国際古楽音楽コンクール フォルテピアノ部門審査員。オランダ・ティルブルフ音楽院、ベルギー・ゲント音楽院教授。アムステルダム在住。
【出演者より】
このたび、初めて岡山でフォルテピアノのリサイタルができる事を心から嬉しく思います。
フォルテピアノという楽器の持つ繊細さ、その繊細さ故に表現し得るダイナミックさや、率直さなどは、この楽器を演奏し初めて20年以上経つ今でも、未だに驚かされることが少なくありません。それと同時に中音域の持つ人の声のような温かい魅力はなんとも言えないものがあります。
今回のプログラムでは、モーツァルトのソナタ2曲に焦点を当てています。モーツァルトは1777年、仕事探しの為に、ザルツブルクを出発し、ミュンヘン、アウグスブルグ、マンハイムを経由してパリへとたどった旅路の道中、ピアノ作りのヨハン・アンドレアス・シュタイン と彼の楽器に出会います。 その時の楽器との出会いと感激の様子を、 父親への手紙にしたためていますが、 モーツァルトはこの時期から、 鍵盤楽器の為の作品において、真に豊かな表現を見い出し、その豊かさをどんどん開花させていっているように見えます。今回選んだ2曲のソナタは、ザルツブルクからパリへの旅路の途中、シュタインとの出会いの後に書かれたものです。フォルテピアノの魅力、また、モーツァルトの鍵盤楽器作品の開花する魅力を、この機会に存分にお楽しみいただければと思っています。
また、このコンサートで使用させていただく楽器は、私が知るフォルテピアノの中でも最も素晴らしい楽器の一つです。このような楽器でコンサートが出来る事に心から感謝いたします。
この夏、岡山で皆様にお会いできる事を心から楽しみにしております。
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