オーケストラ《エクセルシス》

第12回演奏会~ライネッケと2人の弟子

2023年09月18日() 14:00 開演

ティアラこうとう 大ホール東京都

https://excelsis.sub.jp/

指揮者: 大浦智弘 / ハープ: 三谷真珠子

ヨハン・スヴェンセン パリの謝肉祭 Op. 9 / カール・ライネッケ ハープ協奏曲 ホ短調 / マックス・ブルッフ 交響曲第3番 ホ長調 Op. 51

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コンサートについて

 当団では、作曲家の名前もあまり知られていない作品を多く取り上げて参りましたが、今回は作曲家の名前は聞いた事があっても、その作品となるとごく限られたものしか演奏機会がない、という作曲家・作品を取り上げます。

 ライネッケ(1824-1910)もそんな作曲家の1人。作曲家、教育者、指揮者として活躍した彼の作品は、出版作品だけで300曲を超えますが、録音はあっても演奏会で出会える作品はそれほど多くありません。今回はそんな彼の作品から、ソリストに三谷真珠子氏をお迎えしてハープ協奏曲を演奏いたします。
 教育者として多くの著名な作曲家を輩出したライネッケ、代表的な門下生にはグリーグ、ヤナーチェク、アルベニスなどが名を連ねます。今回の演奏会では、ブルッフ、スヴェンセンという2人の作品を並べました。

 スヴェンセン(1840-1911)は、ノルウェーの作曲家グリーグの3歳年長で、指揮者としても活躍していました。ライプツィヒ音楽院でライネッケに学んだ後、故郷ノルウェーへ戻った頃に故郷クリスチャニア(現在のオスロ)で初演された、初期の作品「パリの謝肉祭」を今回の演奏会の最初に演奏します。

 ブルッフ(1838-1920)はヴァイオリン協奏曲第1番、スコットランド幻想曲、コル・ニドライなど有名作品もあるのでご存じの方も多いのではないでしょうか。彼の交響曲も最近少しずつ演奏機会が増えていますが、まだまだ多いとは言えません。ライネッケに学び、20歳代からドイツ各地で指揮者、教師、作曲家として活動、40代にはイギリスのリヴァプール・フィルの指揮者に就任しています。今回演奏する交響曲第3番は、このリヴァプール時代に委嘱され、ニューヨーク交響楽協会によって初演された作品です。

 ライネッケと教え子2人の作曲家という今回のプログラムで、彼らの作品を少しでも多くの方にお楽しみいただければと思います。

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