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「老人性アメイジング!寿ぐ老いとベートーヴェン」
2回目:老人性アメイジングとベートーヴェン
2024年02月25日(日) 13:00 開演
https://www.setagaya-ldc.net/program/584/
クァルテット・エクセルシオ / Vn.1: 西野ゆか / Vn.2: 北見春菜 / Va: 吉田有紀子 / Vc: 大友肇 / 小噺&トーク: 村瀬孝生 / 進行: 山内泰
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
大フーガ op.133
/
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第15番op.132 第3楽章
/
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第16番op.135
/
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第13番op.130 第5楽章
▶13:00-14:00[トーク]マッチョ・ベートーヴェン&時々近代人
[山内泰×村瀬孝生×大友肇]
▶14:00-14:30【小噺】老人性アメイジング!
[村瀬孝生]
14:30-15:00 小休憩
▶15:00-16:00【演奏&トーク】アメイジング・ベートーヴェン
[クァルテット・エクセルシオ×山内泰×村瀬孝生]
▶16:00-17:30【コンサート]「ベートーヴェン後期作品」
[クァルテット・エクセルシオ]
《曲目》
♪ 大フーガop.133
♪ 弦楽四重奏曲第15番op.132より第3楽章
♪ 弦楽四重奏曲第16番op.135(全楽章)
♪ 弦楽四重奏曲第13番op.130より第5楽章
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コンサートについて
超高齢化社会の現代。身体の衰えや記憶力の低下など「老い」を迎えることによって、それまでの自分が失われてしまうのではないかと不安に思う人もいるかもしれません。例えば、現代社会でネガティブに捉えられがちな認知症は、時間と空間の見当がつかなくなる方も多いといわれています。
一人一人の思いに寄り添う先進的なケアで全国的に注目を集める介護施設「宅老所よりあい」の村瀬孝生さんは、老いの世界を生きるお年寄りたちの真面目で滑稽な様子を、豊かなものとして積極的に捉え直す意味を込めて「老人性アメイジング」という言葉を提唱しました。それは幼少期には誰しも体験した「概念から解放された世界」を再び生きることでもあり、とくに芸術や音楽などの領域においては、日常的な概念や感覚から自由な表現が高く評価されてきました。
本企画の1回目では、「老いる」ことで見えてくる世界の別様の捉え方について、介護のユーモラスな実例を交えたゲストの講演や参加者同士の対話をとおして探求し、既存の「老い」の概念を更新することを目指します。
2回目は、作曲家ベートーヴェンが晩年に迎えた音楽の境地とはどんなものだったのか、クァルテット・エクセルシオによる弦楽四重奏曲の生演奏とゲストトークを交えながら作品の魅力に迫り、「老い」がもたらす豊かで自由な人間像を探ります。
■クァルテット・エクセルシオ■
西野ゆか(Vn.1)北見春菜(Vn.2)吉田有紀子(Va)大友肇(Vc)
1994年結成。年間60公演以上を行う日本では稀有な常設の弦楽四重奏団。実力・名声ともに日本の弦楽四重奏団の第一線で活躍し、室内楽シーンをリード。日本人団体として本邦初のベートーヴェン弦楽四重奏曲録音全集を完結させ、高い評価を得ている。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。
■村瀬孝生■
「宅老所よりあい」(福岡市)ほか統括所長。時間割などを設けず“お年寄りの思いに沿う介護”の実践は、NHKで密着番組が放送されるなど多くの注目を集め、ユーモア溢れる語りで各地の講演会を沸かせている。主な著書に「シンクロと自由」(医学書院)、『ぼけてもいいよ』(西日本新聞社)、『増補新版 おばあちゃんが、ぼけた。』(新曜社)他。
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