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「演奏機会の少ない吹奏楽の難曲・名曲に挑戦したい。」
そんな思いを共有する福岡の大学生を中心として企画された、吹奏楽の演奏会。
今回のメイン曲は《ハリソンの夢(Harrison's Dream)》。

《ハリソンの夢》は、イギリスの作曲家ピーター・グレイアム(Peter Graham)が2000年に作曲した吹奏楽(ブラスバンド)作品。18世紀の時計職人ジョン・ハリソン(John Harrison)が、航海の安全のために精密なクロノメーター(航海用時計)を開発するまでの苦難と情熱を描いている。

曲は、彼の情熱、苦悩、成功を音楽で表現している。冒頭は時計の刻む時間を象徴し、旋律は精巧でありながらも感情豊かに展開する。急速なテンポの部分では、ハリソンの奮闘や困難が描かれ、激しいリズムや不協和音が緊張感を生み出す。
中間部では、穏やかで美しい旋律が流れ、彼の夢や希望が込められている。
終盤に向けて音楽は次第に壮大さを増し、彼の努力が実を結ぶ様子を表現しながら、力強く締めくくられる。

この作品は演奏難易度が非常に高いことで知られる。テンポの速いパッセージや不規則なリズムが多く、技術的な正確さと表現力の両方が求められる。また、金管・木管ともに高音域の持続やダイナミクスの変化が激しく、アンサンブルの精度も重要になる。2000年のブリティッシュ・オープン・ブラスバンド選手権の課題曲として初演され、その後、吹奏楽版も編曲された。テクニカルな要素とドラマ性を兼ね備えた名曲として、世界中で演奏され続けている。

その他、アメリカの作曲家クロード・トーマス・スミスによる最晩年の傑作《華麗なる舞曲(Dance Folâtre)》、愛と荒々しさを描いた高昌帥の《アッフェローチェ》、フランス象徴主義の画家ギュスターヴ・モローの名作を題材にした八木澤教司による《「神秘の花」—ギュスターヴ・モローに寄せて》を演奏する。


【Navis Orchestral Winds vol.6】

2025年3月8日(土)
開場 14:30 / 開演 15:00

大野城まどかぴあ 大ホール
*入場無料

・華麗なる舞曲 / C.T.スミス
・アッフェローチェ / 高 昌帥
・神秘の花-ギュスターヴ・モローに寄せて / 八木澤 教司
・ハリソンの夢 / P.グレイアム

プログラム

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    全席入場無料

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