《芥川也寸志生誕100年記念演奏会》
2025年は、作曲家・芥川也寸志(1925年生~1989年没)の生誕100周年にあたります。生前は、戦後の日本を代表する作曲家として創作活動や指揮活動に、華々しい活躍をしました。また、芥川は、著作権保護活動、「反核日本の音楽家たち」などの社会運動、旧東京音楽学校奏楽堂保全活動、地方音楽文化の振興、音楽教育振興、アマチュア・オーケストラの育成、日本の交響作品の演奏活動、旧ソ連や中華人民共和国などとの国際的文化交流に尽力して、社会やその時代に大きな影響を与えました。
没後35年を経た現在では、その活躍を直接に見聞した人びとは50歳代以上となって、40歳代以下の世代に知られることが 少なくなっています。しかし、半世紀前に芥川が取り組んだ数々の文化的社会的課題は、社会的位相を変えて、いまも私たちが直面し、共有している課題でもあります。
オーケストラ・ニッポニカ第46回演奏会では、作曲の時代、楽想、技法が異なる各代表作を選曲しました。
はじめに、芥川が中期の実験的な作曲技法の試みに迷った後に、ノイズ的な音響とバーバリズム的な楽想によって、父である文豪・芥川龍之介への畏敬の念を表した舞踊組曲「蜘蛛の糸」を取り上げます。次に、後期の傾向であるオスティナート技法と諧謔性を持った作品の出発点となった「チェロとオーケストラのための<コンチェルト・オスティナート>を、佐藤晴真さんの独奏によって演奏します。最後に、芥川前期の代表作であり、鎮魂の意を込めた「交響曲第1番」を演奏します。
指揮は、オーケストラ・ニッポニカ ミュージック・アドヴァイザーの野平一郎です。どうぞご期待下さい。
入場・チケット購入
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入場料指定席4000円U25席1500円
U25席は、当日窓口販売のみ。
年齢確認できるものをご提示いただいたご本人1枚のみU25席価格で購入いただけます。年齢確認できるものをご提示いただけない場合は一般席でのご案内となりますことをご了解下さい。 -
購入方法
チケットぴあ(Pコード289-406)
イープラス
コンサートイマジン 03-3235-3777
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