PR
ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン
ブラウンシュヴァイク公国(現ドイツ)
ブラウンシュヴァイク公国のゼーゼンに生まれる。 モスクワ時代はフィッツェンハーゲンの生涯の山場であり、ロシアで第一級のチェロ教師とみなされるようになった。ロシア音楽協会のソリストに選ばれ、ロシア音楽・オーケストラ同盟の総裁も任された。この団体を通じてソリストとして多くの演奏会に出演した。フィッツェンハーゲンは、チャイコフスキーから《ロココの主題による変奏曲》を献呈されたこと(およびこの作品を作曲者に無断で改竄し、今日でもその版で演奏される場合が多いこと)でも名高い。 フィッツェンハーゲンは60以上のチェロ作品を遺した。その中には、4つの協奏曲やチェロと管弦楽のための組曲、弦楽四重奏曲のほか、多数のサロン小品が含まれている。弦楽四重奏曲は、サンクトペテルブルク室内楽連盟から表彰された。