小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第20回

2015年12月12日() 14:00 開演

第一生命ホール東京都

http://www.h2.dion.ne.jp/~kikukohp/

F.X.モーツァルト: 4つの感傷的なポロネーズ 作品22より / F.X.モーツァルト: クラヴィーア・コンチェルト 第2番 変ホ長調 作品25 / W.A.モーツァルト ロンドンのスケッチブックより小品 ヘ長調 K.15h / W.A.モーツァルト クラヴィーア・コンチェルト 第22番 変ホ長調 K.482 / W.A.モーツァルト クラヴィーア・コンチェルト 第23番 イ長調 K.488

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》

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コンサートについて

《第20回》 F.X.モーツァルト
W.A.モーツァルトの没年、1791年夏に生まれたフランツ・クサーヴァーは、一流の音楽教育を施され才能を開花。母コンスタンツェの期待を背に「W.A.モーツァルト二世」として音楽界にデビュー。教師、ピアニストとして活躍し、作曲家としても声楽曲、合唱曲、またヴァイオリンソナタなど器楽作品を少なからず残しています。クラヴィーア協奏曲 第2番は、1819年から21年にかけてヨーロッパ中を巡った演奏旅行の際に携われたもので、彼の随一の傑作として知られています。「感傷的なポロネーズ」は詩的でロマン的情緒溢れる作品。
ヴォルフガング・アマデウスの作品からは、彼の最も輝いていた頃に書かれた傑作クラヴィーア協奏曲第22番と第23番。当時の管楽器、弦楽器とフォルテピアノが呼び交わす華やかさ、哀愁をたたえた悲しみ、様々な感情の錯綜する調べから、室内楽的喜びをピアノ協奏曲に発見することでしょう。
W.A.モーツァルトの作品は、古典派時代のA.ヴァルターモデルのフォルテピアノで、息子F.X.モーツァルトではロマン派時代のJ.B.シュトライヒャー製作のフォルテピアノを使用。どちらもウィーンを代表する製作家です。2台のフォルテピアノの音色の聴き比べもお楽しみいただきます。

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