アレクサンダー・アグリコラのミサ曲
Ensemble Salicus 演奏会
2018年11月30日(金) 19:00 開演
https://www.salicuskammerchor.com/
Alexander Agricola :
Missa secundi toni
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コンサートについて
アレクサンダー・アグリコラ(1446?-1506)はフランス・ネーデルラントの作曲家で、イタリア、フランス、ネーデルラントで活躍しました。音楽の様式はヨハネス・オケゲム(ca.1410-1497)に最も近いと言われ、当時の新しい傾向であったイタリア風の考え方にあまり影響されず、ゴシック的な手法に固執したと言われています。
しかし、私達にとってオケゲムの作品が非常に斬新に聞こえるように、アグリコラの作品も私達から見るとかなり新鮮です。信じられないような音のぶつかりや複雑なリズム、正気を疑うようなシンコペーションの連続など、まるで現代音楽を聞いているのかと錯覚するほど新しく感じられます。
今回Ensemble Salicusとしては初めて通作ミサ全体を演奏いたします。アグリコラのミサと合わせて演奏する固有唱としては、最も演奏会の日程に近い「待降節第1主日のミサ」のものを選びました。今年2018年の待降節第1主日は、この演奏会の3日後、12月2日です。グレゴリオ聖歌の、特に特殊ネウマの演奏法を追求するEnsemble Salicusの演奏をお楽しみください。
Ensemble Salicus
Salicus Kammerchorから生まれた声楽アンサンブル。グレゴリオ聖歌を主なレパートリーとする。10世紀頃に書かれた「古ネウマ」を手がかりに、グレゴリオ聖歌の歌唱法を模索している。特に特殊ネウマ(装飾ネウマ)と呼ばれる、クィリスマ、オリスクス関連ネウマ、トリゴン、アポストロファの演奏法については、微分音にも着目し、グレゴリオ聖歌における装飾的な演奏法を追求している。
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