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クレセント・フィルハーモニー管弦楽団 第34回演奏会
第34回演奏会
2019年01月20日(日) 13:30 開演
W.A.モーツァルト
アダージョとロンド KV.617
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P.I.チャイコフスキー
バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71a
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P.I.チャイコフスキー
交響曲第1番 ト短調 Op.13「冬の日の幻想」
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)は、ロシアを代表する大作曲家ですが、その経歴はちょっと変わっています。1859年に法律学校を卒業し、いったんは法務省に務める官吏となりますが、1861年の秋にロシア音楽協会のクラスに入学したことをきっかけに音楽にのめりこみ、1863年、23歳の時に仕事を辞めて音楽家に転身します。そのため、チャイコフスキーの音楽家としてのスタートは、他の作曲家と比べて非常に遅いものだったのです。
そんな「遅れてやってきた新人」チャイコフスキーが、1866年から67年にかけて作曲した最初の交響曲が「交響曲第1番」です。〈冬の日の幻想〉という抒情的な副題や、第1楽章<冬の日の旅>、第2楽章<陰気な土地、霧の土地>のサブタイトルは彼自身で付けたものです。その後、幾度かの修正を加え、現在の演奏形式になりました。
今回一緒に演奏するバレエ組曲「くるみ割り人形」のように、のちに数多くの名作で知られるチャイコフスキーですが、「交響曲第1番」には、後期作品のような優雅さや洗練さはまだありません。しかしながら、自分の才能を信じ、なんとしても世の中に認めさせてやるのだという気迫とチャレンジ精神が伝わってくる、若き日の意欲作です。冬にちなんだこの2曲を続けてお聴きいただくことで、チャイコフスキーの音楽の「進化」を感じられる構成となっております。
なお、オーケストラ曲に先立ち、モーツァルトのアンサンブル曲を演奏いたします。あわせてお楽しみください
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コンサートについて
当団は、中央大学管弦楽団を近年退団したOB・OGを中心に、2002年に結成されたアマチュアオーケストラです。現在もOB・OGを中心に、現役学生や活動を通じて出会ったメンバーで活動中。八王子市をはじめとする多摩地域を中心に、年2回の演奏会をはじめとする演奏活動を行っています。
最近の演奏会では、国ごとのプログラムや、アマチュアであまり取り上げられない作品に取組むなど、回ごとにコンセプトを掲げた演奏会を企画し、地域の皆様に広くクラシック音楽に親しんでもらえるよう活動しています。
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