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新交響楽団 第248回演奏会

2020年01月19日() 14:00 開演

東京芸術劇場 コンサートホール東京都

http://www.shinkyo.com/01next/248.html

モーツァルト 歌劇「魔笛」序曲 / ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」 / チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

新交響楽団 第248回演奏会

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コンサートについて

コンサートの前半は、ウィーン古典派の名曲を2曲。古典派とは、18世紀から19世紀初頭の音楽で、最大の特徴は“ソナタ形式”というスタイルです。通奏低音がなくなったことでメロディがわかりやすく軽快になり、楽器も発達し現在の管弦楽に近い形となってきました。それまでは教会や王侯貴族のためにあった音楽が市民が楽しむための音楽へと変わってきたのです。200年以上たっても新鮮で、現在も親しまれています。
モーツァルトは “神童”として幼くして作曲を始めており、35歳で亡くなるも、交響曲や室内楽曲など数多くの作品を残しました。「魔笛」は亡くなる2か月前に完成した最後のオペラで、大ヒットしました。当時はイタリア語のオペラが一般的でしたが、この台本はドイツ語で書かれており、ドイツオペラの祖となっています。王子が王女を救うために魔法の笛の力を使い試練を乗り越えるという、大蛇や夜の女王などが登場する楽しくメルヘンなお話です。
ハイドンはモーツァルトより24歳年上で77歳まで長生きし、モーツァルトと同様に数多くの作品を残しました。“交響曲の父”と呼ばれていますが、100を超えるハイドンの交響曲のうち、4種の木管とホルン、トランペット、ティンパニがそろっているのは第99番以降のみであり、今回演奏する第104番は最後の交響曲でハイドンの集大成ともいうべき作品で、とても活き活きとした躍動的な曲です。ロンドンを訪問した時に作曲・初演されて大成功を収めており、のちに「ロンドン」という愛称がつけられました。
演奏会の後半は、ロシアの大作曲家チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」です。
古典派音楽はベートーヴェンの後、ロマン派へと発展していきます。古典派の形式を受け継ぎながらも、多彩な転調や感情表現、テーマ性を持つようになり、オーケストラの規模が拡大、世界に広がって各地で民族音楽と結びついた国民楽派が生まれました。その代表的な作曲家がチャイコフスキーです。
交響曲第6番の初演の9日後に亡くなり遺作となりましたが、急死(コレラという説が有力)だったため死を覚悟して作曲されたわけではないでしょうが、心臓の鼓動が消えるように終わります。「悲愴」という副題はチャイコフスキー自身が付けたものですが、ロシア語を日本語に直訳すると熱情的という意味になるそうで、自身は最高傑作と考えていました。どうぞお楽しみに!

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