技巧を越え、作品個々の本質に迫る、その凄み

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悪魔の奇想曲 福田進一(ギター)

 難曲として知られる「悪魔の奇想曲」を筆頭にポンセの「ソナタ・ロマンティカ」やタンスマンの「バ ラード」など、20世紀に作曲されたギターの名作で編まれたプログラム。
 いずれも副題に「賛歌」と付された作品が選ばれている。これについて福田は「オマージュ(讃歌)を テーマに、クラシックの大作曲家たち、パガニーニ、シューベルト、ショパン、ボッケリーニへの讃歌を 並べつつ、最終的にそれらは作品の被献呈者、巨匠セゴビアへの讃歌でもあるという、 曲配列によって 、ふたつの意味合いを持たせた。」とライナーノーツに記しています。
 シンフォニックな響きを得るため、本レコーディングにはパワーとバランスを兼ね備た名器ロベール・ ブーシェ(1973)を使用。ハーモニックスを含めた最高音域まで美しく響く名器を手に、凄みを帯びた演 奏が繰り広げられます。

マイスター・ミュージックより発売中 MM-4530

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