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2024/10/31
作品を深く見据えながら自然体を貫き、恣意的な解釈にはまったく走らず、しかし上品な遊び心や、彼一流のラテン的なテンペラメントの発露にも事欠かない。第1番や「ロンド」におけるカデンツァの選択からは、恩師ジャン=ピエール・ランパルへ抱く敬意と、その音楽作りから受け継いだものへの自負の念も伝わってこよう。モーツァルトが譜面に託した喜怒哀楽の情が、玲瓏と響く1本の笛を介してホールの空間を深々と満たす……。聴き手の心の隙間を温かく埋めてくれるような、まさに楽器の存在を超えた全人格的な営み。その域に達した音楽家の姿が、ここに刻み込まれている。<木幡一誠ライナーノーツより> マイスター・ミュージックより発売中 MM-4535
中の人は、アマチュアオーケストラで打楽器をやっています