至高のフルート協奏曲を名手で聴く

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モーツァルト:フルート協奏曲第1番&第2番
工藤 重典(フルート&指揮) 東京チェンバー・ソロイスツ

 作品を深く見据えながら自然体を貫き、恣意的な解釈にはまったく走らず、しかし上品な遊び心や、彼一流のラテン的なテンペラメントの発露にも事欠かない。第1番や「ロンド」におけるカデンツァの選択からは、恩師ジャン=ピエール・ランパルへ抱く敬意と、その音楽作りから受け継いだものへの自負の念も伝わってこよう。モーツァルトが譜面に託した喜怒哀楽の情が、玲瓏と響く1本の笛を介してホールの空間を深々と満たす……。聴き手の心の隙間を温かく埋めてくれるような、まさに楽器の存在を超えた全人格的な営み。その域に達した音楽家の姿が、ここに刻み込まれている。<木幡一誠ライナーノーツより>

マイスター・ミュージックより発売中 MM-4535

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コンサートスクウェア事務局

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